少女１ (ページ9)

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あ、たこ焼きサンドだ。

「おばちゃん、このたこ焼きサンド2個ください。」

お「300円ね～。」

2個で300円は安いな。また買おう。

「え、マカロンはいらないよ？」

お「おばちゃんからのサービスだよ。」

「ありがとうございます！」

お「またおいで～。」

「はーい。」

まさかのサービスにルンルン気分で廊下を歩いていると後ろから肩を掴まれた。

「せいっ！」

あ！やってしまった！ハンソルに教わった痴漢撃退法←

"何すんだよ、このクソ野郎！"

しかも先輩だし。やらかしたー…こんな時は、

「さようなら！」

逃げるが勝ち！！

"あ、おい！"

後ろで何か言っていた気がしたけど、敢えてスルーだ。

ー教室にてー
「はぁ、はあっ、疲れた、ふぅ。」

KN「何か買えた？」

「たこ焼きサンド！」

KN「何それ。また怪しいの買ってきたね笑」

「絶対おいしいよ。あ、そうだマカロン食べる？」

KN「マカロンなんて売ってたっけ？食べるけど。」

「おばちゃんがくれた。」

KN「なるほど。良かったね。」

「うん！そういえば三年生の誰かは知らないけど背負投しちゃった。」

KN「は？」

「だって、後ろから肩掴まれたんだもん。投げちゃうでしょ。」

KN「投げないわ。あー、先が思いやられるよ…」

「てへっ♡」

KN「お願い、黙って。」

「無理。」

KN「(即答か笑)まぁいいや。天気もいいし、外で食べようよ。」

「花粉症だからやだ。」

KN「そんなの初耳だよ。はい、行こう。」

「へいへい。あっ。」

KN「どうかした？」

「生徒手帳なくした。」

KN「バカ。」

「あー、どうしよう。やばいよー。」

KN「職員室行ってみよう？(本当に、うちのお嬢は世話が焼ける笑)」