少女１ (ページ6)

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テンside
ジェヒョンの情報だと今日、僕のクラスに女の子が来るらしい。

「どんな子だろうね、ドヨン。」

DY「ごっつい子じゃない？」

「えー。やだー。」

DY「こんな学校に可愛い子なんて来るわけないだろー。」

「それもそうだね笑」

ソウル東高校は巷で有名な不良高校。うちに通う女子生徒なんて数えられるくらい。

「んふふ、楽しみ～」

DY「きもい。」

「ひど！！」

ドヨンと話していたらあっという間についた教室。ドアを開ければ集まる視線。僕はこれが嫌いだ。

「ちらちら見ないでくれるかな？イラつく。」

そう言うと一斉に目をそらすから面白い。

DY「転校生来たら起こして。」

「気が向いたらね。」

DY「は？！」

_ガラガラガラ_
入って来たのは転校生ではなく、同じクラスのイケメン君。二年生になってからずっと気になっている存在だ。
「なーんか、同じ匂いがするんだよね。」

DY「何が。」

「あのイケメン君。絶対、何か隠してるよ。」

DY「お前の予想は当たったことないからな～。」

「これは自信ある。」

DY「あっそ。」

先「神崎、入って来い。」

「お、きたきた！」

"はい。"

その一言に何故か胸が高鳴った。

DY「おっなかなか、可愛い。」

"神崎漢字です。よろしくお願いします。"

さらさらな黒い髪、澄んだ黒い瞳。全てが輝いて見えた。

先「神崎の席は…」

KN「先生、僕のとなりー」

「ちょっと君、どいてくれない？」

イケメン君が何か言おうとしてたみたいだけど被せちゃった。ごめんね笑

"私、目が悪いので前の席がいいです。"

DY「は？」

僕も思わず声が出そうになった。しかし、彼女はしっかりとそう言ったのだ。

「またね、漢字ちゃん。」

僕がそう言っても無視。ドヨンの顔みてよ、すごく不細工。←

面白い子が来たね～。

「楽しみだ…」