四話 出陣するぞ ページ6
審神者になって2〜3日ぐらいだろうか。
ようやく初の出陣の日が来た！
こんのすけさんに案内され、最初の戦場へと着く。
こん「初めての戦は、私がサポートいたします！」
「き、緊張するな…戦。」
私がごくりと生唾を飲むと、清光は笑った。
加州「なんで主が緊張すんのさ。
戦うのは俺だから、この本拠地から指示を出してくれれば大丈夫だよ！」
「えっ、わ、私も戦うんじゃないの？」
私は目を丸くした。
妖怪の私も、てっきり出陣するものだと思っていた。
こん「主の方は、本拠地で待機なんですよ。丸腰で危ないので。」
「そ、そうなんだ…」
しかし、私はハラハラしていた。
いくら清光と過ごした日が浅いとは言え、
戦で折れてしまうこともあるらしいし、
変に心配してしまう。
「清光、気をつけてね！私、ここで待ってるから！」
加州「ありがと、主。じゃいってきまーす。」
清光は自分の刀を持ち、駆け出していった。
「が、頑張れ！清光！」
私はひらひらと手を振った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−数十分後
幾度も待てども、加州清光が顔を見せに来ることは無かった。
「清光、遅いなぁ。大丈夫かな…」
私は手を組ながら、戦場地を眺める。
こん「一つA様に言い忘れていましたが、」
こんのすけさんが口を開いた。
こん「初戦は、必ず最初に負けるシステムになっております。」
「え！？」
私は慌てて立ち上がった。
それって、清光が大怪我をして……
最悪折れるってこと！？
こん「ですが、折れることはありませn」
「なんでもっと早く言わないのさ！？
こうしちゃいられない、清光を助けに行かなきゃ！！」
私は何かを言いかけたこんのすけさんを振り切り、
全力で駆け出していった。
こん「いや、折れることはないんですって！！(汗)ああ、お待ち下さいA様ーーーーーー！！」
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作者名：雪ん娘☆ミ | 作成日時：2016年8月25日 22時
