審神者は人喰い妖怪【刀剣乱舞】 (ページ40)

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三十五話俺たちの守り方ページ40

加州清光side

守りきれない、それって……

加州「俺達じゃ、足手まといってこと…？」

鶴丸「…はっきり言って、そうなる。」

加州「……。」

突きつけられた真実に、ひゅっと息がつまった気がした。

俺達じゃ、足手まとい……。

主を、守れないなんて……！

薬研「だから、こっちで何か出来ることをしようぜ、加州の旦那。」

加州「え？」

薬研が肩をポンポンと、叩いた。

薬研「守りきれないってだけで、守れないってわけじゃない。だったら、こっちで大将の援護が何かできないか考えようぜ。」

にかっと、薬研は笑った。

加州「…薬研……。」

蛍丸「そうだね。」

一期「一度、こんのすけさんに連絡をした方がいいでしょうな。」

鶴丸「おうおう！そうさ、なにも道がない訳じゃない。」

加州「皆……。」

そうだ。

主だって、弟と戦うことは心が痛いはずなのに、わざと自分が痛い目にあってまで引き離したんだ。

だったら、俺達も黙っているわけに……いかない！！

加州「ありがとう、皆。ちょっと落ち着いた。」

鶴丸「いーや？礼には及ばないさ」

主。

もう少しだけ待っていて、

必ず助けに行くから。