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……
襲われる。という緊張感より、
他の感情が押し寄せる。
暗くて怖い……
部屋が、暗い……
なんで、私は中に入ってきたんだろ。
暗いところは大嫌いだ。
そんな私が、部屋に入ってくるはずがない。
この状況のなかで、
なんで、私が入ってこれたのか考える。
・
・
・
分かった。
廊下の明かりに騙されたんだ。
ドアを開けると廊下の明かりが
部屋に入ってくる。
だから、私は部屋の中が明るいと
勘違いして、入ってきてしまったんだ……
怖くて、顔を流れる涙。
それと同時に頭に添えられる大きな手。
この暗闇の怖さの中で添えられる手は、
襲われるなんて事を思わせなくて、
逆に安心する。
安心して、もっと溢れてくる涙……
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作者名:@milin | 作成日時:2020年9月6日 0時