1話 ページ2
｢白龍…シンドリアとはどのような国なのですか？｣
白龍｢とても賑やかだと聞いております｣
賑やかな国、ですか…
静かなところが好きな私には合いませんね…
まぁ、強くなる為、致し方ないといった所でしょうか
白龍｢あぁ、そろそろ着きます｣
｢では私は紅玉を連れて…あぁ、もう来ていましたね｣
紅玉｢シンドバッド コロス…シンドバッド コロス…｣
いつもと雰囲気が違いますね…
ま、良いでしょう
白龍が先に降りてシンドバッド殿に挨拶をする
シン｢後ろの貴人方はもしや……｣
ジャ｢あっ！｣
何故か顔を青ざめるジャーファル殿
ジャ｢練 紅玉姫と練 白恋姫…｣
ピス｢紅玉姫、って例の？追っかけてきたんだ｣
え、紅玉ってシンドバッド殿が好きなのか？
初耳だ……
紅玉が黒い顔で挨拶をする
紅玉｢会う機会が1度もなかったですって…？｣
｢こ、紅玉……？｣
ほんとにどうした…？
するといきなり剣を振る紅玉
紅玉｢シンドバッドめ！！謝ったなら国のため涙を飲んで耐え忍ぼうと思っていたのに…｣
｢紅玉？！｣
流石に金属器は……！
紅玉｢やっぱり許せないわ…！！｣
｢おい、夏黄文！どういう事だ？｣
夏黄文｢そ、それは…｣
紅玉｢私と決闘なさいシンドバッド！！乙女の身をはずかしめた蛮行 万死に値する！！｣
……？！
紅玉｢白恋姉様も同じ目にあいましたでしょう？！あの次の日に私が同じ目にあいましたの！！｣
｢私も……？｣
う〜ん？と考えているとシンドリア側の方からの視線が突き刺さる
特にジャーファル殿から
｢……あ、あれか｣←
ジャ｢ちょっとあんたああぁぁああ！！何してんですか？！しかも皇女を２人も！！｣
紅玉｢ですから私は、白恋姉様の仇も取るつもりでシンドバッドに決闘を申し込んだのです！！｣
｢…そ、そう……｣
別に一緒に寝ただけで…手は……いや、まぁ、胸は触られたけど…粗相はされてないんだが…
紅玉｢煌帝国皇女の身を汚したシンドバッドめ！！私と決闘なさい！！断れば、私は死ぬ！受けなければあなたを殺して私も死ぬっっっ！！｣
｢そんな大袈裟な…｣
しゃあない、今は好きにさせとくか
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作者名：FRISK | 作成日時：2017年10月15日 8時
