一話 ページ1
『呪い』
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それは負の感情から生まれたもの。妬み、恨み、憎しみ。人を傷つけるものも多々存在する。
そしてそれを秘密裏に『祓う』のか呪術師。
その呪術界の中、歴史ある御三家。
その中の一家、禪院家。
現当主の娘は双子と言うことで、次期当主となっているのは現当主の妹の息子。
そしてその彼は────。
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「どうもこんにちは。
禪院家次期当主って事になってるらしいです、禅院Aです。
現在１５歳中学三年。
身長は普通、体重は知らない。黒髪ちょっと長め。切ろって言われてる。
あと他に何かあったら質問どうぞ」
ここまでの所をノンブレスで言おうとしたけれど、結局は無理だった。
目の前にいる、街中にいたら不審者で通報されそうな黒ずくめの男の人。
「こんにちは、Aくん」
呪術師の中で最強と噂されている、五条悟さんだった。実際に最強らしい。見たことはないけど。
軽く笑みを浮かべて僕の頭を撫でてくる五条さん。
「最近の調子はどうですか？何か面白いことはありましたか？」
「そうだね……特にないかなぁ」
「こっちの方もです。まぁ、あと半年で卒業ですから、何か騒ぎはないと思います」
「あー！君ももうすぐ高校生か！進路は！？」
「僕は呪術高専に行きたいです、もちろん東京に。でも……」
東京校にはこの人を始めとして、よくわからないのがわちゃわちゃといる。
そんな学校に僕を進学させるか否かは、まだよくわからないけれど憶測はできた。
「恐らく京都の方でしょう。あっちなら学長から上層部の人間ですし、加茂家の人間もいますし」
そう言うと、残念そうな顔になって、背伸びした五条さんが言った。
「え〜やっぱり？僕は君ほどの実力者がこっち側についてくれるのを待ちわびてたんだけど？」
「…仕方ないでしょう」
深いため息をついた呟いた僕に、さらに畳み掛ける五条さん。
「なんとかやってきてよ〜次期当主がいればもう少しまともな風が吹くのに」
「そうですかね」
「うん。今の呪術界の惨状は知ってるだろ？」
口元を歪ませて言う五条さん。よく同じことを聞かされるけど、全くその通りだと思った。
「はい、『保身馬鹿、世襲馬鹿、高慢馬鹿、ただの馬鹿、腐ったミカンのバーゲンセール』でしたっけ」
「正解」
「腐ったミカンてえぐいですよ。前、ミカンを箱でもらったんですけど置いといたら中で腐りました。カビが沸いてたんで即捨てました」
「ミカンの話はいいかな」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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革ベルト
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あずきいろ
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よもぎ餅 - うわぁぁぁめっちゃ好きです！更新頑張ってください!! (2021年5月21日 0時) (
レス) id: 719e5dac86 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - この主人公くん、可愛いしかっこいい……これからも更新、楽しみにしてます!! (2020年12月24日 17時) (レス) id: 0fd6172cb6 (このIDを非表示/違反報告)
Hakuga0.2(プロフ) - 令和おめでとさん» ご指摘ありがとうございます。変更しました。これからも頑張り続けます！ (2019年7月16日 23時) (レス) id: dd7b975cc4 (このIDを非表示/違反報告)
令和おめでと(プロフ) - 凄く面白いですね!!応援してます！(因みにぜんいんさんの｢ぜん｣は禪ですよ) (2019年7月15日 21時) (レス) id: 2c2d950afb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hakuga0.2 | 作成日時：2019年7月15日 13時
