#×17 ページ17
「俺がAを好きだからだよ。」
「…………冗談は止めてください。」
「冗談じゃねぇよ!!冗談だったらこんなに必死になんねぇよ!!…………ねぇ、俺に1分だけちょうだい?」
「………1分だけですよ。」
そしてそこから始まった1分間。
ユンギ先生は私からゆっくり離れて今までの事全てを言った。
ヘリちゃんが私が教室で掃除をしている間、ユンギ先生の所に来て、告白した事。
ユンギ先生はヘリちゃんを振ったけど、自分が身を引く代わりにハグして欲しいと言った事。
その条件で、ユンギ先生がヘリちゃんにハグして、その状況をたまたま私が見てしまった事。
全てが話された1分間。
元々1分なんて計る気なくて、その1分間が凄く長く感じられた。
「…………え、てことは、」
「俺とヘリさんは付き合ってない。」
「……え、」
それと同時に自分の顔が熱くなるのが分かる。
「私、勝手に勘違いして、ユンギ先生を避けてたって事ですか?」
「…うん。そうなる。……てか、A敬語やめない?」
「あ、うん。」
これって、私のはやとちりだったって事じゃん!!
安心したけど、めっちゃ恥ずい………
てか、私の想いユンギ先生にバレてるよね!?
「あの…………ユンギ先生、」
「ん?」
「わ、私!ユンギ先生の事s「ダーメ。」」
ユンギ先生は私を黙らせるためか片っぽの口角だけ上げてキスをいきなりしてきた。
「!?」
「ダメ、こういうものはね、男が言うものなの。」
「うん………」
「A、好きです。愛してます。俺と付き合ってくれませんか?」
「はい。よろしくお願いします。」
「……………良かったー…もうA、離さないから。」
と、言ったかと思うとユンギ先生はまたキスをしてくる。
「ひゃぁ!?」
「そういう所全部好き。」
私も好きだよ、ユンギ先生。
本当に
ユンギ先生には逆らえない。
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作者名:ゆんぱんまん | 作成日時:2018年10月27日 17時