月とオオカミちゃんには騙されない4《Jr.EXILE》

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・2人目の女子・









晴美









辺り一面白い景色が続く。


その真ん中に赤い風船を持ったオオカミちゃんが。









オオカミちゃんが立つ、その先から歩いて来たのは....









壱馬









壱馬は真っ直ぐ前を向いて、歩いてくる。

そして、オオカミちゃんの前で止まった。









壱馬「壱馬です。晴美ちゃんですか？」





オオカミちゃんは頷く。









壱馬「晴美ちゃんはずっとみんなのことまとめて、引っ張っていってくれてほんまたいへんやったと思う。

それでも、一所懸命作業する晴美ちゃんの姿を見て惹かれていった。

初めから晴美ちゃんの良さに気づいてもっとアピールしたら良かったって後悔しとる自分もおる。

でも、晴美ちゃーがオオカミちゃんやとしてもちゃうかったとしても俺が好きになったのは後悔せん。

この冬出会ってくれてありがとう。」









壱馬は頭を下げて、手を出す。









オオカミちゃんの手がそっと上がる。








そして、ゆっくりと前に手が動く。









壱馬の手に風船の紐が渡る寸前、








手が開き、風船が飛んでいった。









オオカミちゃんは壱馬に赤い手紙を渡す。









そして、壱馬の横を通り歩いていった。

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