episode4 ページ5
山に宿泊研修に来た。
夕食のカレー作りを班で行う。
萌)「ちょっと、力也！ちゃんと切って！」
奥)「ちゃんとやってます〜。」
萌香と奥田くんは野菜を切っている。
千)「ねぇ、砂田くんどこ行ったの？」
加)「俺、知らないよ。」
2人は火を起こしたり、ご飯を炊く準備をしている。
私は食器を並べる。
加)「誰か薪取ってきてくれない？」
「私、行ってくるよ！」
薪は少し離れた倉庫の横に積み上げられている。
薪を取ろうとした時、裏の方から声がした。
(え。まさ？)
そこには違うクラスの女子と彼がいた。
女子生徒)「あの、好きです。付き合ってくれません
か？」
(わ、告白じゃん。聞いたらダメだよね。)
その場からそっと離れ、薪を取った。
ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ
積み上げていた薪が半分崩れた。
(やっちゃった。)
将)「A？なにしてんの？」
「あ、いや、薪を取ってくるよう頼まれて。」
将)「そっか。」
そう言って、一緒に直してくれて運ぶのも手伝ってくれた。
将)「さっきの聞こえてた？」
「あ、うーん。ちょっとだけ聞こえたかな。。
あの子と付き合うの?!」
将)「いや、断ったよ。」
「そっか。」
(ﾎｯ。。ん??なんでこんなに安心してるの。)
少し気まづくなったまま戻った。
千)「おかえり〜！あ、砂田くんも一緒だったん
だ。」
将)「うん。」
奥)「もぉ、どこ行ってたんだよ！」
奥田くんは彼の肩に手をまわす。
「……。」
萌)「A？どした？」
「え、ううん。なんでもない！」
萌)「そう？」
この浮かない感情はなんなのかすっきりしない。
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作者名：skeet | 作成日時：2019年11月27日 22時
