君を好きになっていいですか？【すしらーめん《りく》】 (ページ15)

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陸side

楓『あのね…私、シルクと、友達''だったんだ''』

陸『友達だったの？』

楓『うん…それも結構仲のいい。』

陸『で？』

楓『私ね。ある日、シルク達に裏切られたの。』

陸『…は？』

楓『私ね。』

--------------------回想--------------------

シルク『おい。楓。』

楓『何？』

シルク『お前、田中、虐めてんだろ。』

楓『…え？』

マサイ『楓が、そんな奴だったなんて。思わなかったよ。』

楓『え？え？え？嘘だよね。私そんなことしてないよ？』

ぺけたん『ほら。証拠あるんだから。』

ぺけが、見せてきたのは、田中さんの教科書。

そこには、私の字に似せた、文字か書いてある。

キモいやらウザいやら。

楓『え、これ何？』

ザカオ『お前！まだそんなこと言ってんの？！』

ンダホ『そうだよ！田中さんに謝りなよ！』

ンダホの後ろには、泣いている田中さんが。

田中『楓ちゃん、酷いよ！あたしの事階段から突き落としたくせに！グスッ』

楓『は？』

モトキ『謝りなよ。』

ダーマ『待てって俺は…田中『嘘つくなんてサイテー！』

楓『何でみんな信じてくれないの？』

シルク『信じるわけねえだろ。』

楓『何で？何で？私してないのに！』

シルク『もう、お前とは口は聞かえねぇ。』

楓『ぇ…』

その時何より悲しかったのは、みんなが私を信じてくれなかったこと。

みんなとは、幼稚園からの仲だったのに。

でも最後にダーマが、少し悲しそうな顔をしてた。

次の日…

学校行きたくない。

何だか足が重い。

7人に合わせる顔が無いよ。

私はその後学校に言ったが、何も面白くなかった。

私の友達は、みんな男だけだったから。

私の偽物の噂は、いつの間にか、学校中に広まっていた。

お昼休みには、校長室に呼ばれるし。

そんな生活が、一ヶ月続き、もううんざり。

退学届けを出した。

めったにないと思う。

中学生が退学届け出すって。

学校を出る時、みんな私の方を見て、

『悪魔が、やっと学校を辞めた』

だの

『アイツなんか、死ねば良いのに。』

だの、いろいろ言われた。

その時、本気で死のうとして、ダーマに止められたのを覚えてる。

その時初めて、ダーマが、優しいと、思った。

でもその内ダーマも、私なんてどうでも良くなって、放ったらかしにされた。

それから私は誰も信じれなくなった。
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続きます。