標的217 ページ4
ジル｢…これはこれは。
白蘭様を裏切った虹の幹部様じゃないですか。
行方不明って噂だったけど、まさか雑魚のボンゴレの味方につくとは…落ちぶれたもんだな。｣
ニヤニヤ笑いながらそう話すジルさんに、オレはあまりいい気がしない。
まあ、白蘭を裏切ったのは本当だから何も言い返せないんだけど。
フラ｢A姉さんの悪口言わないでもらえますかー？
殺意湧くんでー。｣
フランさんがそう言うと、ジルさんは少しムッとしたような顔をした。
ベル｢…つーかさぁ、ほんとになんで生きてんだよお前。
確かに土の中に埋めたはずだぜ？｣
ジル｢ししっ。
本物の正統王子は死なねーんだよ。
…お前と違って俺はあの方の偉大な力に守られてんだからさ。｣
ベル｢…なーにいってんだ？｣
あの方の偉大な力…ね。
それはきっと白蘭のマーレリングの力。
パラレルワールドの自分と知識を共有できる彼によって、陰で生きてきたジルさんは発見されたんだろう。
ジル｢これなんだかわかるか？｣
手を見せるジルさん。
その中指には、閉じられた羽の飾りがついたリング。
貴｢…マーレリング…。｣
フラ｢…もしかして、先輩のお兄さんって…｣
ジル｢そう、6弔花。｣
フラ・ベル｢｢！｣｣
フラ｢…隊長ー。
6弔花南にきましたー。｣
すぐに無線で連絡をするフランさん。
しかし他のメンバーも忙しそうで、増援は期待できそうにない。
フラ｢ベル先輩、残念なお知らせがありますー。｣
ベル｢同じ無線だから聞こえてたっつーの。
ま、自分がやり残したことは
しっかり自分で清算してやるぜ。｣
ジル｢それはこっちのセリフだぜ。
失敗作の弟ちゃん。｣
リングを構えるオレたち。
フランさんがヘルリングを取り出し、指に嵌める。
オル｢ジル様…A様には手を出すなという命令が白蘭様より発せられておりますが
どうなさいますか？｣
ジル｢しし、向こうが戦闘に参加してきたなら手を出してもしょーがねえだろ？
ま、テキトーに半殺しにして連行すれば白蘭様も喜ぶ。
俺が花村に代わってNo.3の座に立てるかもな。｣
オル｢かしこまりました。｣
…どうやらこの人は、幻騎士さんのようにオレを殺すつもりはないようだ。
なら少しはやりやすい…かな。
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らっく(プロフ) - 紫苑さん» 一気読みありがとうございます！コメントもなんどもしていただけでとても嬉しかったです！たくさん続編ありすぎて逆に申し訳ないのですが、どうぞ心ゆくまでお付き合いくださりますと幸いです (2018年10月7日 22時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 一気に読ませて頂きました。 原作に少しずつ混ざるオリジナル展開が本当にお上手で、楽しませて貰ってます！ このまま一気に読み進めます！！ (2018年10月4日 11時) (レス) id: 9b01ff8233 (このIDを非表示/違反報告)
あーりす(プロフ) - 226ページ、花村ちゃんのセリフが「敵の大将を倒したました。」になってました。久しぶりに読み返してますがやっぱりこの作品大好きです！！これからも頑張ってください！応援しています。 (2018年6月6日 12時) (レス) id: ab6d254405 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - スリクさん» コメントありがとうございます。次回更新土曜日の予定ですのでお楽しみに(∩´∀`∩) (2015年8月21日 13時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
スリク - 更新楽しみにしています (2015年8月21日 13時) (レス) id: d38835a4de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2015年5月20日 21時
