epilogue 【ボンゴレ10代目】 ページ43
リボ「降りるぞ、ツナ」
ツナ「うん。…あれ、リボーン？
そのおしゃぶり」
リボ「ん？ああ、これか。
やっぱねーと落ち着かなくてな。レプリカを作ったんだ。」
その言葉に、思わず俺はぷっと吹き出して笑う。
ツナ「おしゃぶりないとダメなんてやっぱ赤ん坊だな！」
しかし、次の瞬間いつもの関節技を決められて…
リボ「おいっ、もいっぺん言ってみろ！！」
ツナ「いででで〜！！
ギブッ！ギブ！！」
リボ「よし。」
ツナ「ちくしょ〜。」
涙目で横になる俺は、静かにリボーンの背中を見た。
そりゃあムカつくこともあるし、いつもこいつが正しいとは思わない。
でも、リボーンのおかげで俺は変わった。
それは真実なんだ。
ツナ(突如として俺の前に舞い降りた
羽根がない天使…って、ホメすぎかな？)
リボ「いつまで寝転がってんだ？
いくぞ、ツナ。」
ツナ「待てって。」
俺の相棒である家庭教師がそばに居てくれるなら、俺はきっとどんな自分にもなっていける。
下に降り、出迎えてくれたみんなのもとへ行けば山本が声をかけてくる。
山本「ははっ、また大変だな。」
獄寺「ネオ・ボンゴレI世になられてもついていきます、10代目！！」
ツナ「あ、ありがとう獄寺君。」
リボ「ん？1人来てねーな。」
ツナ「え？」
リボーンがそう言った瞬間、道の向こうからこちらに走ってくるAの姿。
貴「ご、ごめん…！一旦荷物置きに帰ったら危うく寝そうになって…」
獄寺「絶対遅刻すんなって言ったろうが！！」
貴「だから、悪かったって言ってるだろ！
ツナ、こんな強面ヤンキーは放っておいて行こうぜ。」
獄寺「あ、おい！」
Aが俺の手を取って、獄寺君から逃げるように家の中へ入っていく。
振り向きざまに柔らかく笑ってこちらを向いたAに、顔が耳まで赤くなるのを感じた。
貴「ツナ、また慌ただしくなるだろうけど
これからもよろしくな。」
ツナ「…うん！」
何度挫けても、何度泣いても、何度衝突しても…俺と同じように『ほとんど』変わらないで居てくれる君がここにいる。
だからきっと俺は…Aが隣にいてくれるなら、なんだって乗り越えられる。
運命に勝つ強さを君が教えてくれたから。
ツナ(いつかきっと、Aの隣で胸を張れる男に…)
そんな誓いをする俺を見守るように、肩の上のリボーンは静かに笑っていたんだ。
fin.
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・(プロフ) - ブーメラン星さん» コメントありがとうございます！少しずつ修正更新してますのでよければ引き続きお付き合いください！ (2021年11月1日 19時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ブーメラン星(プロフ) - 更新めっちゃ嬉しいです！ (2021年10月31日 18時) (レス) id: fa47968adb (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - そういやちゃんと言ってないな。続編できてます！！ (2017年8月19日 0時) (レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - しらすさん» ありがとうございます！結果としてABCになりましたのでご報告をば。続編できてますのでおヒマな時にどうぞ！ (2017年8月19日 0時) (レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
しらす - らっくさんの作品ですから、らっくさんが良いと思う方に作品を進めていけばいいのではないでしょうかo(^▽^)o 確かに 今の題名だと略し方が分かりづらくなる ところありますね… ABCって略し方、なかなか綺麗にまとまってて私は好きです！ (2017年8月18日 6時) (レス) id: 3d84dab3ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2017年7月20日 21時
