【REBORN!】自由奔放すぎる男装少女は虹の代理戦争に参戦するようです。9

epilogue 【ボンゴレ10代目】 ページ42

ツナ「リ…リボーン！！何やってんだよ！！」

リボ「何って、お前の家庭教師(かてきょー)をしに帰ったんだぞ。」

ツナ「え！？」



リボ「これからはボンゴレ10代目じゃなく、
ネオ・ ボンゴレI世を目指すぞ ツナ！！」



ツナ「なにそれー！？」



突然帰ってきてこんがらがるようなことを言うリボーンに、思わず突っ込む。


リボ「ネオ・ボンゴレI世ってのは、ボンゴレ10代目と…内容は一緒だと思ってくれ。」

ツナ「意味ねーじゃん！！」

リボ「そのためにわざわざツナをネオ・ボンゴレI世にする許可を9代目からもらってきたんだ。」

ツナ「じゃあ出かけてただけなのかよ！？」




俺が10代目にならないって言ったから、もう2度と戻ってこないと思ってたのにー！




リボ「お前がボンゴレ10代目になるって言ったら、俺は目的達成ってことで去るつもりだったけどな。」

ツナ「思ってたのと逆だよ！！」

リボ「ネオ・ボンゴレI世に名前を変えたら上手く行く気がしねえか？ワクワクするだろ？」

ツナ「しないよ！！
俺はお前のオモチャじゃないぞ！！」




いつも通りの掛け合いを続ける中で、俺はホッとしているリボーンに気づく。




ツナ(…情けないな、俺…
本当にあの頃から何も成長してないや…)




リボ「おっ、ちゃんと来てくれたな。」

ツナ「？」


窓に座り、下を見るリボーン。


リボ「ツナの生徒就任パーティーにちょっと誘ってみたんだ。」

ツナ「はぁ！？何それ！？」




思わず一緒に下を見れば、そこには笑顔でこちらを見上げるみんなの顔。



ハル「ツナさん！」

京子「ツナ君！」

クロ「ボス…」

獄寺「10代目！！」

了平「うす！！」

山本「よお！！」

ランボ「ツナぁ！！」

イーピン「▷○☆！！」






リボ「なっ。
俺が最初に来た時とはほとんど変わってねーだろ？」

ツナ「…。」

リボ「すげーことだぞ ツナ、それは。」




ツナ「…そ…そうか…。」





俺…勉強も運動もいまだダメダメで…死ぬ気になれば少しはケンカが強くなるけど…

それを武器に、これからの人生を生きて行こうなんて思わない。


そう思うと、本当 あの頃と『ほとんど』変わってないのかもしれない。




ツナ(でも、明らかに違うんだ。)




今の俺にはみんながいる！

一緒に笑ってくれるみんながいる！！

そして…いざとなれば力を貸してくれる仲間がいる！！




ツナ(それは全部…こいつが来てからなんだ)

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