標的390 ページ4
黒いパジャマを着た雲雀さんがトンファーを構えて立っている。
ツナ「雲雀さんもこの病院に!?
そんなにヒバードいるのに眠れてたんですか!?
ってか、今度は逆のカベ貫いてるしー!!」
ツッコミを入れまくる俺を雲雀さんは気に留めず、XANXUSたちを睨む。
そんなとき、新たに破壊されたカベの向こうから女の人の声がした。
「ちょっとお!!何してくれてんのよ!!」
ツナ「えっ!?」
振り返って、鎖で貫かれたままの隣の部屋を見ればそこには…
M・M「フルーツパフェこぼしたでしょ!?」
フラン「師匠のトサカが…」
骸「驚いてチョコアイスを握りつぶしてしまった…」
黒曜のメンバーと、雲雀さんの鎖に髪の毛が掠って今までにないくらい乱心した表情の骸。
ツナ「お前たちまでここに入院してたなんて!!」
リボ「世間って狭いな。
せっかく繋がって大部屋になったんだ。
みんなで枕投げでもしたらどうだ?」
リボーンの提案に、目をギラギラとさせながら骸たちが口を開く。
骸「それならば殺傷能力のある槍投げでも。」
ザン「射的ならやってやる。」
白蘭「白龍転がし楽しいよ♪」
ツナ「何それ!?
つーか戦う気ーー!?やばいよ!!」
思わず慌てる俺の後ろで、俺が見舞いに来た2人の声がする。
ディーノ「よぉツナ。何してんだ?」
バジル「皆さんお揃いで!!」
ツナ「あっ、バジル君!ディーノさん!
ちょ、に、逃げなきゃ!!」
バジル/ディーノ「「?」」
こうして2人と話してる間にも全員が武器に炎を込め、発射する用意を終えている。
ツナ(やばい!巻き込まれるー!!)
冷や汗をかきながら無意識に頭を抱えた、その時。
貴「もう、騒がしいですよ…。」
全「「!」」
眠そうだけどよく通る、少し低い女の子の声が部屋に響く。
そして、その声の主を思わず探せば
そこには部屋の真ん中にワープしているAの姿があった。
ツナ「A!」
ザン「…。」
骸「目覚めたのですか。」
Aは笑い、骸の声に頷く。
貴「はい、ついさっき…幻騎士とジルが、見舞いに…来てくれて…」
目をこすりながらそう言ったAの声はどんどんか細くなって、最後には消えてしまう。
ツナ「A…?」
うつむきながら黙り込んでしまったA。
彼女の顔を見ると、その口はスヤスヤと寝息を立てていた。
ツナ「ね、寝てるー!?」
リボ「どうやらまだ回復しきってないらしいな。」
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・(プロフ) - ブーメラン星さん» コメントありがとうございます!少しずつ修正更新してますのでよければ引き続きお付き合いください! (2021年11月1日 19時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ブーメラン星(プロフ) - 更新めっちゃ嬉しいです! (2021年10月31日 18時) (レス) id: fa47968adb (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - そういやちゃんと言ってないな。続編できてます!! (2017年8月19日 0時) (レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - しらすさん» ありがとうございます!結果としてABCになりましたのでご報告をば。続編できてますのでおヒマな時にどうぞ! (2017年8月19日 0時) (レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
しらす - らっくさんの作品ですから、らっくさんが良いと思う方に作品を進めていけばいいのではないでしょうかo(^▽^)o 確かに 今の題名だと略し方が分かりづらくなる ところありますね… ABCって略し方、なかなか綺麗にまとまってて私は好きです! (2017年8月18日 6時) (レス) id: 3d84dab3ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:・ | 作成日時:2017年7月20日 21時