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ツナside
お見舞いに行った日から数日後。
ツナ「あ〜〜、久しぶりによく寝た〜!!
今日は休みだし、何して遊ぼっかな。」
快眠を取り、ベッドから出た俺が階段を降りていくと…嗅いだことのない匂いが鼻をかすめる。
ツナ「ん?何のニオイだろ?
…はがっ!!」
目にドクロマークを浮かべて、俺はそのまま階段を転がり落ちる。
フゥ太「大丈夫、ツナ兄?」
ガスマスクを被ったチビたちが心配そうに俺を見る。
ツナ「イデデ…一瞬目の前が真っ白になったんだけど…」
その時、台所の方からガスマスクをつけたビアンキが現れた。
ビア「それは私の新作ハンバーグのピンク色の煙を吸ってしまったからよ。」
ツナ「ビアンキのポイズンクッキングーー!?」
ビア「このハンバーグはイエローの煙を吸ってからピンク色の煙を吸うと、ごく平凡な味のハンバーグになるの。」
ツナ「まわりくどくない!?」
ツッコミを入れる俺を嗜めるように、リビングからリボーンの声がする。
リボ「文句言うな、ツナ。
これはこれでずっと眺めていたい良い形じゃないか。」
ツナ「食う気はないってことだろ、それ!?
いいのかよ、あれで!ビアンキ!」
ビア「ええ。リボーンにはコースが完成したら試食してもらうもの。本番までに完璧に作らなきゃ。」
ツナ「本番?…って、何かあったっけ?」
ビア「ほら、あなたにも招待状が届いているわよ。」
そう言ってビアンキが手渡したのは、白い手紙。
リボ「コロネロとラルの結婚式のだぞ。」
ツナ「えーー!?あの2人が結婚!?
まだ赤ん坊なのにー!?」
リボ「ラルはもう完全に呪いが解けてるだろ?」
ツナ「そっか!」
ビア「その結婚式ではきっと私が料理を頼まれると思うのよ。ていうか、そうなるといいな♪」
ツナ「思い込みだったの!?」
ウットリした表情のビアンキに愕然としていると、招待状からメモが落ちた。
ツナ「ん?コロネロから…?
ええと…」
『お前も男なら決める時は決めろよ、沢田綱吉 コラ!!』
ツナ「ん?決めろって…どういうことだ?」
リボ「つまりコロネロの言いたいことはこうだ。『早くツナも彼女つくれよ、コラ!!』」
ツナ「へ?…
んなーー!?余計なお世話だよー!!」
思わずそんな声を上げると、リボーンがなぜか話を飛躍させる。
リボ「だが、そろそろボンゴレ10代目の妻探しは始めてもいいかもしれねーな。」
ツナ「はあ!?」
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・(プロフ) - ブーメラン星さん» コメントありがとうございます!少しずつ修正更新してますのでよければ引き続きお付き合いください! (2021年11月1日 19時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ブーメラン星(プロフ) - 更新めっちゃ嬉しいです! (2021年10月31日 18時) (レス) id: fa47968adb (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - そういやちゃんと言ってないな。続編できてます!! (2017年8月19日 0時) (レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - しらすさん» ありがとうございます!結果としてABCになりましたのでご報告をば。続編できてますのでおヒマな時にどうぞ! (2017年8月19日 0時) (レス) id: 2f2452dfbd (このIDを非表示/違反報告)
しらす - らっくさんの作品ですから、らっくさんが良いと思う方に作品を進めていけばいいのではないでしょうかo(^▽^)o 確かに 今の題名だと略し方が分かりづらくなる ところありますね… ABCって略し方、なかなか綺麗にまとまってて私は好きです! (2017年8月18日 6時) (レス) id: 3d84dab3ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:・ | 作成日時:2017年7月20日 21時