【REBORN!】自由奔放すぎる男装少女の短編集のようです。

Shining 2 ページ36

XANXUSside





ザン｢カス共…これはどういうことだ？｣



スク｢いや…色々あってよぉ…。｣



ザン｢何があったらコイツがこうなるのかって聞いてんだ。｣





俺が指さしたのは、真っ赤な顔をして俺の背中によじ登る花村A。






貴｢あ〜、人に指さしちゃいけないんですよ〜！
てか、おんぶしてよ…おんぶ〜！｣




駄々を捏ねる花村を、ルッスーリアが慌てて俺から引きはがす。





ルッス｢Aちゃん、ちょっと落ち着いて。｣


レヴィ｢おんぶなら俺が…｣


マモ｢セクハラはやめときなよ、レヴィ。｣




カス共がAをなだめる横で

おんぶをねだられた俺に吹いたカス鮫に、テーブルの上のグラスを投げる。




それは見事に頭に命中し、カス鮫は流血しながら俺を睨んだ。





ザン｢笑ってる暇があるならさっさと説明しろ。
なんで花村がここにいて、こんな状態になったのかをな。｣




スク｢…ちっ…。｣



カス鮫が少し怒りながらも話始めたのは、俺が留守にしているあいだに起こったことだった。




――――――――――――――――――
約20分前



スク｢マーモン！てめー、またイカサマしやがったなぁ！！｣


マモ｢なんのことだい？｣


ベル｢しし、イチャモンつけるとかかっこ悪。｣


スク｢んだとぉおおお！｣




ポーカーが終わり、いつものように暴れ出した幹部たちをルッスーリアとAが見る。



ルッス｢またケンカ…ほんと嫌になっちゃうわ。｣


貴｢そうですか？楽しそうでオレはいいと思いますけど…。｣


ルッス｢変わってるわね、Aちゃん…。｣





そんな呑気に会話をしている2人のほうに、ケンカの流れ弾が飛んでいった。



ルッスーリアはそれを慣れた感じでひょいっと避けたが、油断していたAは思いっきり直撃する。



ガチャンという音がしたかと思うと、Aはそのまま床に倒れ込んだ。




ルッス｢Aちゃん！？｣


全｢｢！？｣｣




レヴィ｢なにか当たったのか？｣

スク｢どんくさいやつだな…｣




喧嘩をやめてAのそばによる幹部たち。



Aの頭に命中していたのは、酒瓶。



中身が零れて、Aの頭にぶっかかっている。



マモ｢…死んだかな？｣






マーモンがそう言った瞬間、Aがムクリと起き上がった。









その顔を、少しだけ赤らめながら。

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