【REBORN!】自由奔放すぎる男装少女の短編集のようです。

どっちがお好き？ 2 ページ28

リボ｢ほう、女に飲ませると髪が伸びるみてえだな。
ほかに変化はねーか？｣



貴｢んー、心無しか胸がデカくなったような…？

てか、この髪うっとうしいんでもう切りますね。｣






近くにあったハサミを取って、広げた新聞紙の上で髪をいつもの長さに切りそろえる。






貴｢あー、サッパリした。｣



リボ｢女に使ってもあまり効果はないみたいだな…ん？｣



貴｢え？｣







違和感を感じて、もう一度自分の髪を見ると…


何故かまた伸びている髪。









貴｢…やっぱこれ、育毛剤とかじゃないんですか？｣



リボ｢いや、間違いなく女体化の薬だぞ。

…ふむ、どうやらその薬の効果が切れるまでは女らしさを保つために、髪は長いままらしいな。｣




貴｢ええええ…！
それじゃ、しばらくこのままってことですか！？｣



リボ｢みたいだな。

無理に髪を切り続ければ、毛根が尽きて若ハゲの可能性もあるぞ。｣







地味に嫌だな、それ…。









貴｢薬の効果って、いつまでですか…？｣




リボ｢飲んでから24時間だから…今日の夜0時までだな。｣







今はまだ朝の6時。


先は長いな…。





リボ｢まあ、たまには女らしく過ごしてみるのも悪くないんじゃないか？｣




貴｢嫌ですよ…今までずっと男の格好して生きてきたのに、急に女の子らしくしろなんて…。｣





前の世界では王子とまで呼ばれていたオレが
今さら女の子らしくなんて出来るわけない。






ていうか、オレには女の子特有の可愛いものとかが似合わないんだよ！

壊滅的に！









もし獄寺とかが今のこのオレの姿を見たら…笑うに決まってる。

『Aに女の格好なんて似合わねえ』って。









バカにされないための方法はただ一つ。






貴｢今日1日、髪が長いのを隠して過ごすしかないか…。｣

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