告白 2 ページ18
放課後。
やっぱり獄寺くんと山本は来れなくて、俺とAは2人で勉強することに。
まあ…ちょっと嬉しいんだけどね。
ツナ「A、ここ教えて欲しいんだけど…。」
貴「…。」
質問しても反応を見せないA。
窓の外の雲を見ながら、ボーッとしている。
その顔は少し悲しそう。
ツナ「…A?」
貴「ん?あ!ごめんごめん。
ボーッとしてた。」
俺の声に気づいたAが、慌ててこっちを向いた。
ツナ「…最近ボーッとしてることが多いけど、なにか悩みでもあるの?」
貴「いやいや、大したことじゃないよ。」
俺の質問に、Aは苦笑いを浮かべながら首を横に振る。
貴(…雲雀さんに告られたとか、そのせいで未来が変わるのが怖いから離れようか迷ってるとか…言えないよなぁ。)
ツナ「…なら、いいけど。」
…本当はよくない。
俺は超直感で、Aが何かにすごく悩んでることに気づいてる。
でも、『俺を頼ってよ』と言える勇気も自信も俺にはないから、何も言えなくなってしまう。
その時、教室の扉がガラッと開いた。
入ってきたのは担任の先生。
先生「おー、花村と沢田。
勉強してたのか。
沢田は並盛高校。花村は県外の高校。
お互い志望校目指して頑張れよ!」
そう笑いながら言った担任の先生は
教卓に忘れた教科書を取ると、すぐに職員室へ戻っていった。
今の先生の言葉を聴いて、俺は思わずAを見た。
ツナ「…A。県外って、どういうこと?」
一緒に並盛高校に行こうって言ってたのに、なんで…。
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らっく(プロフ) - 香坂さん» コメントありがとうございます!URLリンクつけてないんであまり見つからない短編集をよくぞ発見してくださりました!どうぞゆっくりご覧ください(^^) (2016年11月6日 11時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
香坂 - 空いてる時間に見てたら見つけました!短編集とか俺得…! のんびり読まさせてもらいますね(*´ω`*) (2016年11月6日 0時) (レス) id: cc9bfb9dd8 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 未来編における10年後花村ちゃんが出るのはこれで最後です。リクありがとうございました!! (2016年10月23日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 花奈さん» リクありがとうございます!では、継承式編が終わったあとの物語としてこちらに書かせていただきます。ですが、まだ本編の継承式編が終わっておりませんのでしばしお待ちくださいませ…! (2016年10月23日 8時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
花奈 - らっくさん» ありがとうございます!!(*゚▽゚*)花村ちゃんとヴァリアー(特にベル)の日常のお話が読みたいです!継承式編が終わった後でも未来のことでもいいのでお願いします!! (2016年10月22日 19時) (レス) id: dfc8978d27 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2016年10月21日 17時