上司様の暇つぶし 5 ページ13
やっと業務の終わった夜の11時。
貴｢あー…もう無理。｣
白蘭｢Aちゃんお疲れー。
密着取材もそろそろ終わりかな？｣
貴｢まだやってたのかよ…。｣
疲れきった体でデスクから立ち上がる。
シャワールームへ向かうと、何故かついてくる白蘭。
貴｢なに？なんか用？｣
白蘭｢これからお風呂でしょ？
やっぱちょっとはサービスシーンを…｣
貴｢却下だボケ。
覗いたらミルフィオーレ壊滅させてやる…。｣
オレの言葉に｢えー｣と言いながらもついてくるのをやめた白蘭。
素直なところもあるんだな…と思いつつオレはシャワーを浴びに行った。
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貴｢で？風呂から上がったらなんで君がベットにいるわけ？｣
シャワールームから帰ってきたオレが、自室のベットに飛び込むと…何故かそこには白蘭がいた。
白蘭｢24時間密着なんだから、寝るときも一緒だよ♪｣
貴｢お前は床で寝ろ。てか、部屋に入るな。｣
さっき素直にオレの言うこと聞いた時点で、
こうなることを予想するべきだった…。
白蘭さんはシーツにしがみついてなかなか出ようとしない。
寝たいんですけど…。
白蘭｢まあまあ、いいじゃない。
一緒に寝ようよ。｣
貴｢う、わっ！？｣
急に腕を引っ張られて、オレは白蘭の胸の中にスッポリと収まる。
そのまま離そうとしない白蘭に、もう抵抗するのもめんどくさくなる。
貴｢…何もしないならいいですよ。｣
白蘭｢大丈夫だよ、多分。｣
…なんだよ多分って、とツッコミを入れたい欲求よりももう眠気の方が強い。
貴｢もういい、寝る。おやすみ…。｣
白蘭｢ハハ、おやすみ。｣
静かに、オレの頭にキスをする白蘭。
強くオレを抱き寄せる手が、熱い。
あぁ…この人は
本当に、オレがいなくなるのを恐れてるんだな。
そんなことを思いながら、眠りに落ちていく。
こうして今日も、オレのミルフィオーレ幹部としての1日が無事に終わった。
白蘭(あーあ、ほんとに寝るなんて無防備すぎ。
…でも今は、その可愛い寝顔だけで我慢してあげるよ。)
ちなみに、白蘭のカメラテープは後日Aさんに没収されたという…。
虹との再会 1（未来編:10年後雲雀）→←上司様の暇つぶし 4
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らっく(プロフ) - 香坂さん» コメントありがとうございます！URLリンクつけてないんであまり見つからない短編集をよくぞ発見してくださりました！どうぞゆっくりご覧ください(^^) (2016年11月6日 11時) (
レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
香坂 - 空いてる時間に見てたら見つけました！短編集とか俺得…！ のんびり読まさせてもらいますね(*´ω｀*) (2016年11月6日 0時) (レス) id: cc9bfb9dd8 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 未来編における10年後花村ちゃんが出るのはこれで最後です。リクありがとうございました！！ (2016年10月23日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 花奈さん» リクありがとうございます！では、継承式編が終わったあとの物語としてこちらに書かせていただきます。ですが、まだ本編の継承式編が終わっておりませんのでしばしお待ちくださいませ…！ (2016年10月23日 8時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
花奈 - らっくさん» ありがとうございます！！(*ﾟ▽ﾟ*)花村ちゃんとヴァリアー（特にベル）の日常のお話が読みたいです！継承式編が終わった後でも未来のことでもいいのでお願いします！！ (2016年10月22日 19時) (レス) id: dfc8978d27 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2016年10月21日 17時
