標的119 ページ32
炎真side
貴「たーだいまー！」
民宿につき、明るくそう言ったAの声で
アーデルたちが部屋から出てくる。
アーデル「おかえりなさい。
遅かったじゃない。」
らうじ「2人で仲良く帰ってきたんだね。」
薫「夕飯、先食っちまったぜ。」
みんなに笑いかけるAがひょこっと顔を出した薫に駆け寄る。
貴「薫！今日の見学楽しかったな。
途中でボクシング部に行っちまったから最後まで一緒にいれなかったけど、野球部には馴染めそうか？」
薫「…わかんね。
ただ…山本は、良い奴だ。」
貴「はは、それは良かった。」
野球部のことを話しているらしい2人の横から、なぜか傷だらけの紅葉が話に入る。
紅葉「A！なぜ並中ボクシング部の主将があのポンコツ馬鹿なのだ！
教えてくれれば見学になどいかなかったものを…！」
貴「だって、紅葉がボクシングやってるなんて聞いてないし…
見学に行ったときにはもう喧嘩してたけど、あのあともリング上で殴り合ってたのか？」
紅葉「ああ。結局、残念ながら決着はつかなかったがな…」
貴「…喧嘩するほど仲がいいのは嬉しいけど、あんまムキになるなよ？」
悔しそうな紅葉を苦笑いで見ながらAは着替えるために自分の部屋へと戻っていく。
ボーッとそれを見送っていた僕の隣に、いつの間にかジュリーが口笛を吹きながら立っていた。
ジュリー「よっ、炎真。
Aちゃんのことジーッと見てるけどどうした？
惚れちゃった感じ？」
炎真「えっ！な、違っ…！」
アーデル「あら…お赤飯かしら。」
紅葉「ほう…色恋沙汰になど興味がないと思っていたぞ。」
真っ赤になって否定する僕を横に勘違いしたみんながどんどん話を進めていく。
炎真(ダメだ…話、聞いてくれない。)
弁解を諦めた僕は、大人しくみんなの横を通り過ぎて部屋へと向かった。
炎真(Aとはそんなんじゃないのに…。
てか、どう見てもAとツナくんの方が仲が良いし…)
そんなことを思ったところで僕のなかに
ある疑問が浮かび上がる。
炎真(…ツナくんは、Aのことが好き…なのかな。)
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らっく(プロフ) - 優さん» こちらこそ返信ありがとうございます。え、と…申し訳ないのですが去年からリクなどはお受けしておりません。作者の方から知らせがあった場合のみリクエストをお受けしております。ですが、ヴァリアーと主人公の絡みは面白いと思いますのでまた今度検討してみますね。 (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
優 - ヴァリアーの特別編、お願いします！ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
優 - 返信ありがとうございます♪ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます！返信おそくなって申し訳ございません。現在7の方更新再開しましたので、どうぞ続きをお楽しみに！ (2016年9月12日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
優 - いつも読んでいます!更新頑張ってください♪ (2016年9月5日 21時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2016年5月29日 22時
