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山本「古里!
あんま部活入る気はないかも知んねーけど、野球部も興味があったら見に来てくれよな。

お前と同じファミリーの薫もいるし、やりやすいかもしれないぜ。」




爽やかな山本の誘いに、炎真は少しうつむきながら小さな声で答える。




炎真「…ん…わかった。」




そういうと炎真がこちらに背を向けて帰っていく。




貴「炎真、また民宿でな!」




離れていく炎真にブンブンと手を振ると、炎真が控えめに手を振り返してくれた。





そんなオレたちの様子を眺めて、山本が懐かしむように言葉を零す。




山本「なんとなく昔のツナに似てるな。
俺が赤丸チェックする前の…小僧と出会う前のツナに。」



貴「そうなんだよな…。
なんか…自信無さそうで心配になっちまうんだよ。」




山本に同意しつつ、遠くなった炎真の背中をもう一度見る。




炎真のあの性格…やっぱり、シモンファミリーが迫害されてきたのと何か関係があるのかな。





貴(ん…そういや、なんでシモンファミリーは迫害されてたんだ?
弱小とはいえ、ボンゴレと同等の歴史を持つマフィアのはずなのに…)




そんなことを思っていると、気絶していた男たちが「うぅ…」と起き上がり始めた。




山本「お、そろそろ行かないとやべーな。」


貴「だな。この人たち そんなひどい怪我でもねえし、目を覚ます前に行こうか。」





新たな喧嘩に発展する前に、オレと山本はその場を後にする。





山本「先輩いねーし、先に野球部見学でいいか?」



貴「うん。
野球部行って、その後にボクシング部見学って感じかな〜。

このあと用事あるからあんま長居はできないけど、見学させていただきやす!」



山本「おう!」





黒曜に行かなければならないことを念頭に置きながら、オレは山本とグラウンドへと歩き出す。





貴(そういや…部活なんて初めてか?
勧誘されたことはあっても全部断ってたからな…。)




どうしよう…めちゃくちゃ楽しみだ。






そんなことを思いながら
人生で初めての部活動体験にオレはドキドキと胸を高鳴らせていた。

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らっく(プロフ) - 優さん» こちらこそ返信ありがとうございます。え、と…申し訳ないのですが去年からリクなどはお受けしておりません。作者の方から知らせがあった場合のみリクエストをお受けしております。ですが、ヴァリアーと主人公の絡みは面白いと思いますのでまた今度検討してみますね。 (2016年9月13日 21時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- ヴァリアーの特別編、お願いします! (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
- 返信ありがとうございます♪ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます!返信おそくなって申し訳ございません。現在7の方更新再開しましたので、どうぞ続きをお楽しみに! (2016年9月12日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも読んでいます!更新頑張ってください♪ (2016年9月5日 21時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年5月29日 22時

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