標的8 ページ9
約30分後、ようやく騒ぎが落ち着き
オレは新しい服を受け取った。
少し大きめでシンプルな白いワイシャツに
黒い隊服のズボンを履いたオレの横で、スクアーロさんとルッスーリアさんが話し始める。
ルッス「もう、Aちゃんに服のサイズが合ってないじゃない。」
スク「どうせ日本に帰るまでの間しか着ねーんだからいいだろぉ！
そもそも中学生サイズなんざ置いてねえぞぉ！」
ルッス「…それはそうかもしれないけど、どうせならもっと可愛い服を着せてあげればいいのに。
私の服とか。」
スク「てめーのあのフリフリを、男装好きのこいつが着ると思うかぁ？」
そんな会話を横に聞きながら、緩いズボンのベルトを締める。
貴「あの…これ、今度クリーニングして返しますね。」
ワイシャツを指差すと
オレの横に浮いていたマーモンさんが口を開いた。
マーモン「別に返さなくていいよ。
服なんて所詮、消耗品なんだから。」
貴「えっ、でも…」
なんか高そうな服なんだけど、いいのかな…？
悩むオレに、引き続きマーモンさんが返事をする。
マーモン「…君は、もっと他人を上手に頼るべきだね。
服もお金もない、1人でトリップしてきた君が他人を頼らずにどう生きていくのさ。」
貴「…それは…」
痛いところを突かれたオレに、ルッスーリアさんが言葉を続ける。
ルッス「マーモンの言う通りよ。
なんでも恩返ししようとしたり、礼を返そうとしなくていいの。
私たち、ただAちゃんが好きでやってるだけなんだから。」
スク「ガキはガキらしく大人を頼りやがれぇ！」
ベル「一応未来での命の恩人だし、ちょっとは優しくしてやるっての♪」
4人にそう言われて…オレは少し考え込んでから間を空けて頷く。
貴「…ありがとう、ございます。
ご好意に甘えさせていただきますね。」
そんなオレの返答にスクアーロさんが満足そうに笑い、背中をパシッと叩いた。
スク「…もう外にジェット機が待機してる。
オレたちの部下がてめーを並盛まで送り届けるから、安心して乗れ！」
貴「わかりました。
…短い間でしたが、お世話になりました。
レヴィさんにもよろしくお伝えください！」
そう言ってオレは、頭をもう一度下げてから談話室を出て行く。
ルッス「また来てね〜」
ベル「そんときゃ土産持ってこいよ。」
優しい別れの言葉をかけてくれるメンバーに、オレは笑顔で手を振った。
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欺姫@猫 - らっくさん» そうなんですね！では、少しずつしていって、修正されたとこをなおすような形でしていこうと思います。わざわざ有難う御座います！ (2016年5月17日 22時) (
レス) id: 0ad06670bf (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 欺姫@猫さん» すみません、そういえば今度またちょいちょい修正を加える（オレを俺に変えたり）する予定だったので、保存するならそのあとのほうがいいかもしれません。いつ終わるかわかりませんが… (2016年5月17日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 花村ちゃんの良さを表せられるのはラックさんだけですよ♪ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - レナさん» 何度もコメントありがとうございました！やっぱり、花村ちゃんをかけるのは世界で俺だけですから。また2でもよろしくお願いいたします！ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - また再開してくれてとても嬉しいです！花村ちゃんを殺したく無いっていう気持ち、尊敬します！こらからも応援してます！ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2016年5月3日 21時
