標的25 ページ26
骸side
犬「骸様、今日はふざけ過ぎらびょん。」
暗い黒曜センターの中
ソファーに座る僕の足元で、犬が騒ぎ出す。
千種「…珍しいですね。
骸様が、あのように女性に対してアピールを行うのは。」
骸「クフフ…アピールしたわけではありませんよ。
おチビや白蘭が惚れ込んだ彼女を、少しからかってみたくなっただけです。」
花村に憑依しに来たとボンゴレたちには言ったが、実際はそんな気はない。
花村の夜の炎などという未知の属性を僕が扱えるとは限りませんし…
何よりクロームが嫌がりますから。
僕とほぼ一心同体とも言える彼女の感情は、こうして憑依すると僕の頭に流れ込んでくる。
今日の彼女の頭の中は、花村と再会できた感動で一杯だった。
骸「…凪も、また一段と人間らしくなりましたね。」
出会った頃の…哀しみしか持たない彼女を思い出す。
その頃と見違えるほど笑うようになったのは…
クロームと笹川京子たちが打ち解けるように、
花村が未来で貢献してくれたことが大きいと言えるだろう。
骸「…花村への恩はいつか必ず返し返しましょう。」
千種「…では、現時点では花村Aに危害を加える気はないのですね。」
犬「えーっ、つまんね！ちょっと戦ってみたかったびょん！」
千種「…多分、普通に負けるよ。」
犬「なんらとー！？」
千種と口論を始める犬を横目に、僕は花村の力のことを考察する。
…未来での彼女の戦闘力は凄まじかった。
クロームやフランでも長時間維持できない有幻覚を武器とし、他のすべての炎も同時に扱える。
それに彼女は未来で…僕の代わりにクロームの内臓を作ったこともあるという。
骸(はっきり言って…彼女が万全な状態なら、白蘭など歯牙にもかからなかったはずだ。)
それでこそ、花村が未来で最強の守護者と謳われていたのも頷ける。
莫大な炎量…鋭い戦闘勘…他人の技を覚えるセンス…10年後の雲雀恭弥から受け継いだ体術。
あれほどまで暗殺者として完成してしまった中学生を、僕は見たことがない。
…そして1番気になるのは今回の弱体化。
1度消失した代償なのか、何者かの意志なのかは不明だが…
彼女のあの状態が何を示しているのかが気になる。
骸「クフ…まだまだ観察の必要がありますね。」
そう言うと僕は力を温存させるため…
凪の体を離れ、冷たい檻へと精神を戻して行った。
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欺姫@猫 - らっくさん» そうなんですね！では、少しずつしていって、修正されたとこをなおすような形でしていこうと思います。わざわざ有難う御座います！ (2016年5月17日 22時) (
レス) id: 0ad06670bf (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 欺姫@猫さん» すみません、そういえば今度またちょいちょい修正を加える（オレを俺に変えたり）する予定だったので、保存するならそのあとのほうがいいかもしれません。いつ終わるかわかりませんが… (2016年5月17日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 花村ちゃんの良さを表せられるのはラックさんだけですよ♪ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - レナさん» 何度もコメントありがとうございました！やっぱり、花村ちゃんをかけるのは世界で俺だけですから。また2でもよろしくお願いいたします！ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - また再開してくれてとても嬉しいです！花村ちゃんを殺したく無いっていう気持ち、尊敬します！こらからも応援してます！ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2016年5月3日 21時
