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結局、あの後少し騒いでも雲雀さんは黙々とお寿司を食べていて
オレたちは楽しく歓迎会を終わらせることができた。
山本「またな、A!」
剛「いつでも食べに来な!」
閉店した竹寿司の前で手を振る2人に、オレは笑顔で手を振り返す。
クロ「A…私たち、こっち。」
了平「沢田、オレたちもここで別れ道だ!」
リボ「獄寺、ちゃんとハルを送ってやれよ。」
獄寺「あまり乗り気ではありませんが、わかりました…。」
商店街を出たあたりで、目を覚ましていたクロームちゃんや了平さんと京子ちゃんたちが次々と別方向へと曲がっていく。
リボ「ツナ。俺も一足先にビアンキやチビ達と帰ってるぞ。Aを宿まで案内してやれ。」
貴「え!オレ、ツナの家に居候じゃないんだ?」
リボーンさんの言葉に驚いていると、ツナが慌てた様子で声を上げた。
ツナ「あ、えーと…いろいろ事情があって!」
貴「?」
首をかしげながらも、まあ しょーがないかと気を取り直す。
去っていくリボーンさん達の背中を見送りながら…
オレは 自分のすぐそばに何故か雲雀さんが立っているのがひどく気にかかっていた。
ツナも同じように気になっていたらしく…雲雀さんに声をかける。
ツナ「あの、雲雀さん…帰らないんですか?」
雲雀「…帰るよ。
君たちが不純な交遊をしないか確認したらね。」
ツナ「…なっ…!」
雲雀さんの言葉を聞いたツナが、顔を真っ赤にさせながら必死に否定し始める。
ツナ「そ、そんなのしないですよ!
ていうか、なんで俺たちだけ見張って獄寺くんとハルはスルーするんですか!」
雲雀「…彼らはどう見ても仲が悪いから心配ないよ。
でも君たちは…」
雲雀さんがツナを一瞥してから、言葉を続ける。
雲雀「その可能性が高いと判断した。」
ツナ「え、ええ〜!?」
押しに弱いツナが負けそうになる中、オレは彼に助け舟を出す。
貴「待ってくださいよ、雲雀さん。
貴方がツナだったら、オレなんかと不純なことしたいと思いますか?」
雲雀「いや、全く。」
オレの問いかけに、雲雀さんが真顔で即答する。
貴「でしょう!?オレでも自分と付き合いたくないですもん。」
雲雀「…でも、世の中には君みたいなのに惹かれる物好きもいるかもしれないしね。」
そう言って雲雀さんは、何故かもう1度ツナを見た。
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欺姫@猫 - らっくさん» そうなんですね!では、少しずつしていって、修正されたとこをなおすような形でしていこうと思います。わざわざ有難う御座います! (2016年5月17日 22時) (レス) id: 0ad06670bf (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 欺姫@猫さん» すみません、そういえば今度またちょいちょい修正を加える(オレを俺に変えたり)する予定だったので、保存するならそのあとのほうがいいかもしれません。いつ終わるかわかりませんが… (2016年5月17日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 花村ちゃんの良さを表せられるのはラックさんだけですよ♪ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - レナさん» 何度もコメントありがとうございました!やっぱり、花村ちゃんをかけるのは世界で俺だけですから。また2でもよろしくお願いいたします! (2016年5月16日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - また再開してくれてとても嬉しいです!花村ちゃんを殺したく無いっていう気持ち、尊敬します!こらからも応援してます! (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:・ | 作成日時:2016年5月3日 21時