標的10 ページ11
スクアーロside
スク「行っちまったなぁ」
発進したジェット機を窓から眺め、俺は口を開く。
ルッス「未来の記憶どおりの良い子で安心したわぁ。」
マーモン「…不思議な子だね。
ユニや沢田綱吉に近いものを感じるよ。」
マーモンの言葉に、その場にいた俺やベルたちが頷く。
…大空属性を使える人間ってのは、人を惹きつける者が多い。
沢田綱吉や跳ね馬のように自然と仲間に慕われる者。
大空のアルコバレーノ、ユニのように人の心を開かせる者。
うちのボスさんや白蘭のように…恐怖とカリスマ性で部下を率いる者。
花村には、その内の沢田とユニに似た明るさを感じる。
ルッス「…でも、なんだか不安定な部分もあったわ。
子どもなのに人を頼ることに抵抗があるっていいうか…なんでも抱え込んで、不意に消えちゃいそうよね。」
ベル「実際、10年後の花村も1人で抱え込んで俺たちの前から姿消したんだろ？
損な性格してるよな〜。」
…あいつのその不安定さの原因はわからねえが、いつかそれは必ずバランスを失う。
そう遠くない未来で この裏世界の闇に飲み込まれ…壊れてしまうかもしれない。
XANXUSはきっと、それを忠告するために花村と最後に話をしていたのだろう。
…俺たちが部屋で乱闘を始める直前
偶然視界に入った、ルッスーリアと話していた時の花村の愛想笑いが気にかかる。
マーモン「あの子…また何か隠してるよね。」
ベル「だよな。嘘つくの下手すぎだし。」
ルッス「あの時はあれ以上聞けなかったけど…やっぱり無理にでも聞いておけばよかったかしら？」
ルッスたちも、俺と同じように花村のあの表情を気にしていたらしい。
ということはボスも…花村が何か隠しているのには気づいているだろう。
だが、あいつはおそらく花村にそれを聞いていない。
未来の時のように…自分から話すのを待っている。
スク「言いたくなったら、ちゃんと話すだろぉ。
今は無理に詮索してやるな。」
本当は無理にでも聞きたいが…未来の俺はそれで花村を疑ってややこしくしちまってる。
また同じ轍を踏む気はねえ。
スク「…オラ！そろそろ仕事に戻るぞ、てめーらぁ！！」
周りのメンバーを談話室から追い出しながら、俺も自分の仕事部屋へと向かう。
こうして、ヴァリアーのいつも通りの日常が再び回り始めた。
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欺姫@猫 - らっくさん» そうなんですね！では、少しずつしていって、修正されたとこをなおすような形でしていこうと思います。わざわざ有難う御座います！ (2016年5月17日 22時) (
レス) id: 0ad06670bf (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 欺姫@猫さん» すみません、そういえば今度またちょいちょい修正を加える（オレを俺に変えたり）する予定だったので、保存するならそのあとのほうがいいかもしれません。いつ終わるかわかりませんが… (2016年5月17日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 花村ちゃんの良さを表せられるのはラックさんだけですよ♪ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - レナさん» 何度もコメントありがとうございました！やっぱり、花村ちゃんをかけるのは世界で俺だけですから。また2でもよろしくお願いいたします！ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - また再開してくれてとても嬉しいです！花村ちゃんを殺したく無いっていう気持ち、尊敬します！こらからも応援してます！ (2016年5月16日 23時) (レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2016年5月3日 21時
