My life (ページ8)

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光「とりあえずご飯食べなきゃだから裕翔呼んでくるね」

宏「ん、ありがとう」

とりあえず侑李の頭を撫でて完成したご飯を並べるのを宏太に頼んで俺は裕翔がいるであろう部屋に向かった。

"トントン"

光「裕翔？？ご飯だよ」

裕「いらない」

光「いらないって…なにが嫌なの？」

さすがにここでドアを開けたらもっと裕翔を怒らせそうだからドアの前で話しかけるんだけど、全く出てこようとしないしご飯すらいらないって。

光「裕翔？いい加減にしないと母さん怒るよ…？」

裕「ああ！もううるさいんだよ！！なんで俺をこんな家に産んだんだよ、俺なんか…俺なんか産まなきゃ良かったのに！！」

宏「裕翔！！お前、いい加減にしろよ！」

もう何が何だか分からなくて頭が真っ白になってたら宏太の声が聞こえてやっと意識が戻った。

まさか自分の子供からそんなこと言われる日がくるなんて思ってもなかったし、こんなことを言わせてしまった自分にも悔しさがあって、自然と涙が止まらなかった。

宏「光、大丈夫大丈夫、落ち着いて」

光「…っ…こぉた…っ…うぅ…っ」

宏「うん、ここにいるよ大丈夫」

この閉まったドアの先には裕翔がいるって言うのに俺は涙が止まらなくて宏太に抱きしめられながらポロポロと涙を零していた。

宏「光、俺裕翔と話してくるからさ侑李のところ行ける？？」

光「ん…大丈夫…っ…ごめんね…」

宏太の体から離れると宏太は俺の頭をぽんぽんと叩いて優しく頬にキスをしてくれた。

本当に裕翔と宏太2人きりで大丈夫かと思ったけど、侑李が1人で待ってるのも心配だからそのまま俺は階段を降りて洗面所で顔を洗って侑李の元に向かった。