My life (ページ3)

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裕翔と侑李が座ってご飯を食べ始めた頃、スーツに着替えた宏太がやっと降りてきた。

子供達はだいたい8時くらいに家を出るけど宏太はその30分後に家を出るから2人よりちょっと遅めにおりてくる。

宏「裕翔侑李おはよう」

裕「あ、父さんおはよう」

侑「パパぁ」

光「ああ、侑李今ご飯食べてるんだから抱っこは後ね」

侑李は宏太の方に手を伸ばして抱っこしろとアピールしてるけどそのせいで箸は落とすし牛乳もこぼしそうな勢い。

宏「侑李、ママは鬼さんだから早く食べちゃいな？？」

光「パパ、余計なこと言わなくていいから」

裕「ごちそうさまでした！！」

侑李に気を取られてるとあっという間にご飯を平らげた裕翔。
育ち盛りだからまぁよく食べる食べる。
これ以上大きくなってどうするつもりだってね。

光「ほら、お兄ちゃんもう食べたよ？侑李も食べちゃいな」

椅子に座ってスポーツ新聞を広げ始めた宏太の目の前に今日の朝ごはんを並べると美味しそうにパクパク食べてくれる。

涼「裕翔〜！！ちぃ！！おはよう！！」

光「あ、涼介来たよ！ほらランドセル背負っていっておいで」

毎朝8時になると幼馴染の涼介が迎えに来てくれる。
ランドセルを背負った2人を玄関まで送りに行くと玄関のドアの前に小さな人影。

裕翔がドアを開けると涼介がひょっこり覗いてきて

涼「ひかちゃんおはよう！」

光「涼介おはよう、いつもありがとね」

小さい頃から俺のことを"ひかちゃん"と呼ぶ涼介。
裕翔と同い年なはずなのにちょっと小さいのもまた可愛らしい。

いってきますと3人元気よく学校に向かった。
登校はいつも侑李を真ん中に挟んで3人仲良く手を繋いで登校してる。
そんな姿が見れるのもあと1年かと思うと少し寂しい気もするなと思いながら宏太が居るリビングへ向かった。