2話 ページ3
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何を肩に掛けられたがして、意識が浮上する。
寝てもうたんか…。
あー、体バッキバキやわ…。
と思い、体を起こそうとすると、
『いつもお疲れ様。今日はたくさん寝てや。』
Aの優しい声が聞こえ、紙が擦れ合う音がする。
次いで、襖が開閉する音。
「っはぁ〜〜〜〜…………。あれは反則やろ…。」
たぶん、俺の顔は今真っ赤であろう。
顔が異常なほどに熱い。
体を起こすと、色々な骨がバキバキと音を鳴らす。
ぱさっ、と音を立てて、藍色の羽織が俺の肩から落ちた。
相変わらず、有能な男だ。と思いつつ時間を見れば、朝の8時。
あと30分程度で朝食の時間だ。
それくらいにはやらなければならない書類も終わるだろう。と思い、書類を置いていた場所に手を伸ばす。
が、手に何かが当たる感触はない。
目を向ければそこには何もなく。
「………！？！？！？！？！？」
覚醒していなかった脳が一気に覚醒する。
終わって山積みになっていた書類は種類を分けられ、書類の分け目が分かるように付箋が貼られ、綺麗に重ねられていた。
俺はぽかんとして、書類があった場所を見る。
「やっぱぐぅ有能…。」
その呟きは俺しか居ない大広間に響いた。
.
.
『ん、よく寝れたか？』
食堂の奥にある台所に行くと、料理をしているAの姿があった。
袴の袖は紐で括られており、Aの細く白い腕が顕になっていた。
「おかげ様で。」
『そか。なら良かったわ。』
Aは、ニカッと歯を見せて笑い、俺に水の入ったコップを手渡してくれた。
「ほんま有能やな。」
そう言って、水を口に含む。
Aは
『そんなことないで。やった方がええ事をしとるだけやし。』
そういうとこが有能なんよなぁ…と思いつつ、話を変える。
「今日の朝は何？」
『焼き鮭定食』
そう聞いて、誰がそれを希望したか察した。
ってか、この組に鮭が好きなんはアイツしか居らんから考えんくても分かった。
「というか、Aと喋るのなんて何日ぶりや…？」
ここ最近お互い忙しくて、喋っていなかった。
なんなら、最近Aの顔すら見ていなかった。
『最後に喋ったのが俺が任務行く直前やったから……6日か？』
「やからこんなに懐かしいんか…」
そう言ってコップを流しに入れて、Aの腰に腕を回す。
『ん、お疲れ様』
Aは俺を振り払わず、俺が一番今言ってほしい言葉を淡々と述べた
…ほんまに
「ぐぅ有能ですわ」
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かれーるぅ。 - 神作品をありがとうございます！！！！（初コメですすいません）番外編とかないですか！？病帰様！ (7月30日 6時) (
レス) @page25 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
澪夜(プロフ) - 三日月さん» 結婚…。それができる歳になっていたら考えましょうかね。作品を見てくださりありがとうございます。頑張ります (2022年5月1日 19時) (レス) id: 18b1647a7b (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - あっ、、、好きです！結婚してくださ(((((ﾊﾞｶﾔﾛｳ 更新頑張ってください！ (2022年5月1日 19時) (レス) @page17 id: 918b15eb68 (このIDを非表示/違反報告)
澪夜(プロフ) - ちーずたわーさん» 作者なので異論は俺が認めます。俺は、天才ではなく天災です。更新頑張ります (2022年3月19日 9時) (レス) id: 18b1647a7b (このIDを非表示/違反報告)
ちーずたわー - ．．．．．．．．．．天才ですか？天才だわ。天才ですね。←異論は認めません←調子乗りましたすみません。更新頑張って下さいm(_ _)m (2022年3月19日 0時) (レス) @page4 id: be110f4d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病帰-yamiki- | 作成日時：2022年3月18日 5時
