17話 ページ18
side os
服を着せて、Aを抱き上げる。
力なく俺の腕の中で目を閉じているAは、どう見ても誘ってるようにしか見えない。
俺は脱衣場を出て、真っ直ぐに自分の部屋に向かった。
道中誰にも出会わず、ご都合主義というものはとても良いものだ、ということを思う。
自分の部屋の襖を開け、敷いておいた布団にAを寝かせた。
刀をAの側に置いてからAの横に入った。
未だに頬が赤いAは人の気も知らないで、すやすやと寝ている。
布と布が擦れる音が室内に響く。
Aに跨り、Aの服に手を掛けた。
今すぐ
だけど、
欲と理性が頭の中で喧嘩を始める。
悪魔と天使がドンパチやりあっている映像が頭の中に浮かぶ。
くっだらない喧嘩に勝ったのは、やはり
俺はAに跨るのを辞め、Aの横に再度寝転んだ。
だけど、少し残った悪魔が天使の不意を突いて、Aの首筋に歯を立てさせた。
ガリッと力強く、1週間程度は消えないであろう痕を付けた。
俺のシルシが付いたAをうっとりとした表情で眺める。
白い綺麗な首筋に俺が付けた、俺のシルシ。
誰もやったことのない、やろうとしなかったことをやってのけた自分に驚きつつ、Aを抱き寄せて腕に閉じ込める。
「逃さへんからな。」
Aの耳元で、そっと呟いた。
.
.
朝、目を覚ますとAはもう居なかった。
頭を抑えながら起き上がると、後ろから頭を刀の鞘で叩かれた。
驚いて振り向くと、Aが俺を見下ろしていた。
「おはようめぅ」
Aが刀を腰に挿しているときにそう言うと、ん。と短く返ってきた。
俺が立ち上がると、Aは俺に背を向けて部屋を出ていった。
首筋のシルシには気づいていないらしく、後で怒られてまうなぁ…。と思いながら布団を畳んで服を変える。
俺が部屋を出ると、Aとゾムとシャオロンが目の前を走り去って行った。
後ろからのらりくらりとやって来るショッピくんに聞くと、俺が付けたシルシを上書きしようとしているらしい。
俺はA達が去っていった方向を睨みながら「そか。ありがとな。」と言って、どうやってゾムとシャオロンの妨害をしようか考え始めた。
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かれーるぅ。 - 神作品をありがとうございます！！！！（初コメですすいません）番外編とかないですか！？病帰様！ (7月30日 6時) (
レス) @page25 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
澪夜(プロフ) - 三日月さん» 結婚…。それができる歳になっていたら考えましょうかね。作品を見てくださりありがとうございます。頑張ります (2022年5月1日 19時) (レス) id: 18b1647a7b (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - あっ、、、好きです！結婚してくださ(((((ﾊﾞｶﾔﾛｳ 更新頑張ってください！ (2022年5月1日 19時) (レス) @page17 id: 918b15eb68 (このIDを非表示/違反報告)
澪夜(プロフ) - ちーずたわーさん» 作者なので異論は俺が認めます。俺は、天才ではなく天災です。更新頑張ります (2022年3月19日 9時) (レス) id: 18b1647a7b (このIDを非表示/違反報告)
ちーずたわー - ．．．．．．．．．．天才ですか？天才だわ。天才ですね。←異論は認めません←調子乗りましたすみません。更新頑張って下さいm(_ _)m (2022年3月19日 0時) (レス) @page4 id: be110f4d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病帰-yamiki- | 作成日時：2022年3月18日 5時
