【男主】代表取締役のお兄様【kgm】 (ページ40)

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【切り抜き】脅威の視力を持つお兄様が言葉の綾でプロポーズのような言葉を言ってしまい、社長が荒ぶるシーン【加賀美兄弟/2j3j】ページ40

「"お兄様の8番出口早すぎて怖かった"…ww
怖かったですって、兄様」

『いや、えぇ…？怖いって、何も怖くないだろ別に』

「"お兄様ひょっとして視力いい？"
　…これ答えたほうが良いやつですか？」

『1.6？そんくらい』

「兄様は私と違ってありえないほど視力が良いです」

『2.0とかの奴も居るから比べると、まぁ…って感じだけどな』

「兄様、視力が良すぎる故にもの探し得意ですもんね」

『…否定はしない』

「何かを聞くと3秒以内に見つけてくれます
　これ兄様が人の領域を外れ始めてる要因の1つです」

『はぁ…』

「だから、待ち合わせ場所につくとすぐ見つけてくれるんですよ」

『ハヤトは頭見えてるし、髪色が分かりやすいからな』

「私よりも高くて色素が薄い兄様を見つけられない私って…？」

『それは俺を見つける前にハヤトを見つけてるから』

「え、今すごくキュンとしました」

『は？』

「でも、夜見さんたちも見つけてましたよね」

『だから色が』

「目が悪い人って滲んで見えるんですよね😊」

『滲んでてもあんだけ目立ってりゃ判別はできるだろ』

「それが見えないんですって！」

『…』

「憐れみの目で見ないで下さい」

『まぁ…ハヤトが見えないならその分俺が見るし』

「え、それ一種のプロポーズですか？」

『は？』

「いや…それは、その」

『ハヤトにそういう人ができるまでは
　俺がお前の視力の分、綺麗な景色を見てやるよ』

「好き！！！！！！！！！！」

『うるさっ』

「え、兄様それはプロポーズということで良いですよね？
　嬉しすぎるんですけど。え？現実ですよね、これ
　兄様、ちょっと私の頬つねるか引っ叩いてください」

『…ん』

「つっっめた！！！！」

『どうだ？現実って分かったろ？』

「分かりましたけど…兄様って本当年中手冷たいですよね」

『夏はハヤトが握ってくるからまだ暖かいけどな』

「あ〜！！！兄様の顔が今世紀最大に優しい！！！！
　顔面国宝の暴力ですよ！！(特大ブーメラン)」

『お前もな』

「突然ストレートな褒め言葉を返されて心臓握り潰されました」

『生きてるだろ』

「比喩ですよ、比喩！！」

『反復法』

「それも表現技法ですね」

『今のは…暗喩、今だと隠喩の方が伝わるのか？』

「私に聞かれても…w」

『"社長の荒ぶりが見れて今日もノルマ達成"
　なんかノルマにされてんぞ』

「私の荒ぶりを見るノルマって何だ…w」