【男主】みんな大好き調剤師くん 3錠目【2j3j】 (ページ5)

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『Hayato!
Herzlichen Glückwunsch zum Geburtstag!
Dies wird ein kleines, aber es ist ein Geschenk, nehmen Sie es!
Bis zum nächsten Jahr!』

本社で見つけた背中に思いっきり突っ込み、そうまくし立てる。

「な、なんて言いました？？」

驚きながらも倒れはしないその体幹に感心しながら離れ、日本語に言い直す。

『ハヤトくん！
お誕生日おめでとう！
これはささやかなものになるけどプレゼントだよ、受け取って！
来年もよろしく！』

持っていたプレゼントを半ば押し付けるように渡し、笑顔を向けた。

「最初から日本語で言ってください…。それと、毎年有難う御座います。後ろ突っ込まれるのは慣れないですけど」

『慣れてもらったら困るよ。驚かせるのが僕の楽しみなんだから！』

「ふふ、楽しそうで何よりです。来年の真希さんの誕生日は驚かせるので待っていて下さい」

『待って怖い』

僕が出来る最大限、彼を応援する。

『かましてきちゃいな！僕も、見てるから！！』

「…はい！」

ここで止まらないのが君だから。
ならば僕は、君が少しでも遠くまで進めるように背中を力いっぱい押すだけ。

僕の力で君の強すぎる体幹を動かせるかはわからないけど、君はきっと受け取ってくれる。

そして、それを糧に沢山の子を幸せにできるから。

『さぁ、君のステージだ！存分に暴れて！楽しんで！』

新たな1ページに自分の名前が入ったら良いな、なんて。