好きなものが6つ ページ6
『…』
口に突っ込まれたチュッパチャプスのコーラ味を舐めながら、目の前で俺のタバコ片手に鬼の形相をしている奴を見上げる。
「なぁんでまたタバコ吸ってるんかな〜？」
そう言うのはありさか。
鬼の面をして顔を隠す、本当はどちゃくそにイケメンなやつ。
何で隠してんのかは、知らん。
「駄目って言ったやろ？」
「お、だるま」
ありさかの後ろから出てきた赤パーカーはだるま。
何でその名前になったのかは知らない。
『何で吸ってるのか、って聞かれてもハマったからしか言えねぇっての』
「タバコは早死の原因だぞ？早々に死ぬ気か？」
『俺じゃねぇヤニカス共に言えよ』
「アイツらは勝手に早死しとけ」
『何でやねん』
文句を垂れながらチュッパチャプスを舐めていると、燃え尽きて灰になった物が俺の手に落ちてきた。
燃え尽きて少し経っているのか、ほんのり暖かいくらいのそれを払いながら立ち上がれば、ありさかがタバコを床に捨てて俺に駆け寄ってくる。
だるまは床に落ちたタバコを靴で踏み躙った。
「火傷してへん？」
『こんなんで火傷しねぇわ』
「Aは人より感覚鈍いから見せろ」
だるまに灰が落ちた方の手を握られ、勝手に見られる。
「今のところ異常はなし。赤くなったらすぐ言えよ」
『わーった』
違う意味で赤くなることはあっても、火傷では赤くなんねーよ。
俺の適当な返事にだるまが俺を睨むが、客の殺意よりは全然怖くない。むしろ可愛く感じるくらいだ。
「ってか、お前が早くタバコ消しとけばこうはならなかったやろ」
「いやまぁ、そう…」
しょぼくれたありさかに、だるまが溜息をつきつつ俺の手をありさかの頭に乗せた。
「ちょっと動かして」
言われるがまま動かせば、ありさかに抱き着かれる。
「ありさかてめっ、それはずりぃやろ！！！」
「Aめっちゃええ匂いする。柑橘系の」
「待って俺も気になる」
だるまにも抱きつかれ、すんすんと匂いを嗅がれる。
…むさ苦し。
「あ、ほんまや。めっちゃいい匂い。俺この匂い好きかもしれん」
「かもじゃなくて普通に好き」
『男に好かれても嬉しくねぇ』
そもそも、完全に俺の好みやし…。
『いつ指定来るか分からんやろ。髪セットさせろ』
「崩れたまんまでもAはカッコいいから大丈夫」
「むしろ1回崩れたまま行ってみれば？」
少し崩れたままで行ったら、他の奴らの客にも指名され、閉店時間ギリギリまで酒を飲まされた。
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????(プロフ) - 待ってｯｯｯ⁉︎ njsjライバーだけじゃなくてc|rのstrmさんまで出してくれるんですか､､､‼︎ しかもdrskとか需要ありまくり感謝ですm(_ _)m 最後の翔とのイチャコラてぇてぇもごちです これからも更新楽しみに待ってます(´∀｀*) (11月1日 2時) (
レス) @page33 id: f2ebaa7bc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病帰-yamiki- | 作成日時：2023年9月28日 19時
