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好きなものが42つ ページ43

「…Aってホラー効かない感じ?」

翔の家で翔とホラー映画の鑑賞中、そんな事を聞かれる。
俺は翔の顔を見てから『全く』も答えた。

「そっか」

『何でそんな嫌そうなん』

「いや、ホラー映画怖がってたら可愛いな〜って思ってたのにって思って」

『へぇ』と返してポップコーンを食べる。

「あ、でもAってポップコーン一粒ずつ食べるんだ。もっと豪快にガサッと行くのかと思った。細い指で1つずつ口元に持ってくの何か良い」

『うるせぇな。俺やなくて映画を見ろ、映画を』

ぐい、と翔の顔がテレビの方に向くように頬を押せば「そんなこと言わないでよ」と手を退かされる。

「僕は映画よりAが見たい」

『じゃあ何の為に映画見始めたんや!!』

「え?Aが部屋の隅っこに体育座りで仕事用のスマホ見てたから、眠くもないし暇なのかなーって」

『何で分かんねん』

ポップコーンをテーブルに置き、ぐいぐいと翔を押すも笑って近づけられる。
遂には腰に腕を回され、離れようにも離れられなくなった。

「不謹慎だけど、Aのストーカーに感謝したいよ。Aと2人きりになれる時間作ってくれたし」

『…何やねん』

「んー?Aってよく見ると童顔だなって」

『…初めて言われたわ』

「だってこんなにまじまじとすっぴんの顔見られて恥ずかしくないの僕くらいでしょ?」

考えてみれば本当であることに、ぐっと言葉を詰まらせる。
仕事中はメイクしてるから素顔が晒されることはないし、仕事終わりも人と目を合わせた記憶があんまりない。

「…そうだよね、僕だってきっとAの立場だったら怖い。これ(・・)がバレたら、って思ったら例え治っていたとしても顔を見られたくないと思うよ」

そう言いながら翔は俺の額に掛かる前髪を退けた。

「…痛い?」

心配を瞳に滲ませ、そう聞いてくる翔に邪なモノは存在しない。

『今は腹の傷の方が痛えよ』

「そっちは大丈夫?服の下だから確認はできないけど」

『跡が若干残っとる。察してはいたけど、こりゃ一生残る傷やわ』

「僕、Aなら傷モノでも愛せるよ?」

『…いつか「僕のAなのに女のせいで出来た傷なの嫌だ」とか言い出して腹刺して来そうだから無理』

「…ありえそうなの辞めて?」

『自覚してるんやな』と言いながらポップコーンを持ち直し、垂れ流されている映画に目を向ける。

『…ってか、翔ってホラー大丈夫やったんやな』

「いや、物による」

『は?』

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????(プロフ) - 待ってッッッ⁉︎ njsjライバーだけじゃなくてc|rのstrmさんまで出してくれるんですか、、、‼︎ しかもdrskとか需要ありまくり感謝ですm(_ _)m 最後の翔とのイチャコラてぇてぇもごちです これからも更新楽しみに待ってます(´∀`*) (11月1日 2時) (レス) @page33 id: f2ebaa7bc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:病帰-yamiki- | 作成日時:2023年9月28日 19時

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