好きなものが33つ ページ34
「えーっと、お客さんの要望で[自分はいいのでホストの2人にイチャイチャしてほしいんですけど、そういうの出来たりしますか?]だそうで、週1でそういうのやろうと思うんだけど」
手元のメモを見ながらそう言う翔にその場に居た全員が「は?」という顔をする。
いや正直俺もそういう顔してるけど。
「え、実質BLカフェってことですか?」
「まぁ、うん……そうなるけど……。何で鈴鹿さんと四季凪くんがここに?」
「Aさん受けの本を作ろうと思って観察してました」
「その手伝いです」
「なるほど…?」
「待って、BLカフェになるならこの観察要らないのでは…?」と呟く詩子さんに「それ私も思いました」とアキラが返す。
じゃあ帰れ。
『それはええけど、この場に男同士でそういうのしたいって奴居るか?』
俺のその言葉に一瞬静まり返るが、すぐに「A/さんとなら喜んでやるけど」と全員言った。
『何でやねん、相方とか居るやろ』
「このガキとそういうの無理」
「このメンヘラとは無理」
お前らいつもセットやろ。
「このヤニカスと?無理無理w」
「こっちから願い下げだわ」
普段公然とイチャつく奴らがほざくな。
「目の前で煙草吸われたら手を出しかねないからね」
「身長差酷すぎて無理です」
レオス、俺とオリバー1cmしか違わねぇよ。
「酔うとダル絡み凄いからやだ」
「真横で叫ばれると鼓膜終わるから無理やなぁ」
明那も湊もブーメランやけど。
「コイツと?吐くけど」
「全然手ェ出るわ」
喧嘩するほど仲が良いを象徴するのお前らやからな?
「そもそも相方居らん俺はどうしろと?」
『メイカには俺が居るやろ』
「っぱAなんすわ」
メイカが俺の後ろに立ち、後ろから俺を抱き締める。
「ってことで、Aは俺が貰うんで」
メイカのその言葉に、部屋中からブーイングが怒る。
「じゃあ、俺にゲームのレースで勝ったら良いっすよ」
瞬間、しん…と静まった。
『何、お前そのレースの絶対王者なわけ?』
「まぁ、何か……そんな感じ?」
勝機さえ持たせないその様子に俺は溜息をついた。
『まぁ、やるとしてそのペアは客が選ぶからどうなるかは知らんけどな』
他の奴らはペアになっているのが客にも知れているから、そっちの方が多いかもしれねぇけど。
「お前上げといて落とすな」
『お前、あんま他のやつと話してねぇから選ばれた時はほとんど俺とだろうけどな』
メイカと俺は相方と言える相方が居ないから。
「…緩急えぐ」
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????(プロフ) - 待ってッッッ⁉︎ njsjライバーだけじゃなくてc|rのstrmさんまで出してくれるんですか、、、‼︎ しかもdrskとか需要ありまくり感謝ですm(_ _)m 最後の翔とのイチャコラてぇてぇもごちです これからも更新楽しみに待ってます(´∀`*) (11月1日 2時) (レス) @page33 id: f2ebaa7bc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:病帰-yamiki- | 作成日時:2023年9月28日 19時