好きなものが28つ ページ29
「う、詩子さん！？」
「い、生きて下さい！？」
「うぅぅぅぅっ…………！」
膝から崩れ落ちる詩子さんを支えるローレンと叶を見ながら、俺は口元を手で隠した。
「隠すなっ！！！！」
あり得ないほど大きな声で詩子さんに言われ、思わず反射的に手をどけてしまう。
すると、また詩子さんは崩れ落ちた。
「口紅つけたら色気＆ビジュ大爆発のどすけべお兄さんになるのは知ってた…！！！自分が◯ぬのは分かってた…！！！だけど、諦めきれなかった…！！！」
そう言って二人の支えを借りながら立ち上がった詩子さんに肩を掴まれる。
いやあの、腕の角度えぐ。
「その整いに整ってる顔、ここに居る2人にぐっちゃぐちゃにされてくれませんか！！！」
『ぐちゃ、え？』
「具体的に言えば、ベロちゅーとか股ドンとか耳責め、あわよくば[ﾋﾟｰｰｰｰｰ]されてくれませんか！！！」
『いや、俺2人より高えけど…』
「背の高い俺様系が攻められるなんてただギャップで萌えるだけでしょうが！！！！」
『何で俺が怒られとんねん！！！』
「というか、背が高くても良いのなら自分がネコでもいい発言ですよね今の！！！はー、見た目通りどすけべですね！！！」
『は、え？』
もはや会話が通じなくなってきた頃、今まで空気と化していた2人が動く。
「今の話マジで言ってる？」
「そんな事言われたら、ねぇ？」
下から見上げられ、俺は必然的に見下げる形になる。
「っ、Aに見下されるのヤバいかも」
「理解しかない」
そんな会話をする2人から視線を外し、いつの間にか俺たちから離れている詩子さんを見やる。
ニヤニヤしながら俺達を見ていて、その手にはスマホ。
『…すまん、少し手荒に行く！！』
ローレンの首辺りを腕で締め、驚いていて身動きがうまく取れていない内に、叶に足を引っ掛けて転ばせる。
ローレンにも足を引っ掛けて床に伏せさせた。
『俺とそういうことしたいってんなら、まず今のを避けられるようになってからな』
「「か、カッコ良すぎる…」」
「……すいません、今ので十分捗りました」
そう言われ、俺は元凶となった口紅を手の甲で拭おうとしたら詩子さんに「待って、口紅は伸びるから！！！拭うとメイクも何もかもやり直しだから！！！」と止められた。
その日は口紅をつけたまま出た。
その結果、客を取りまくるなどの範疇ではなく何故かもてなす側であるはずのホスト(主に湊)からも指名された。
いやお前ら客ちゃうやろ。
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????(プロフ) - 待ってｯｯｯ⁉︎ njsjライバーだけじゃなくてc|rのstrmさんまで出してくれるんですか､､､‼︎ しかもdrskとか需要ありまくり感謝ですm(_ _)m 最後の翔とのイチャコラてぇてぇもごちです これからも更新楽しみに待ってます(´∀｀*) (11月1日 2時) (
レス) @page33 id: f2ebaa7bc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病帰-yamiki- | 作成日時：2023年9月28日 19時
