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好きなものが26つ ページ27

『ムヒ〜』

「うん、それ逆。それだと虫刺されに塗るやつになる」

『さっすが名前をいじられすぎた奴、反応が早い』

「嬉しくないんだけど」

二人で笑いながら目の前にある物を食べたり飲んだり。

俺の目の前に座る褐色肌の男はイブラヒム。
同業者以外の、俺のことを知っている唯一の友人。
俺と1番仲の良い人間だ。

「んで?Aから呼び出すってことは何かあったんじゃないの?」

『何かあったどころじゃないねんけど…』

そう言いながらコーヒーゼリーを口に運んだ。
「Aって割と糖質制限とかしない?」の声に『お前が知らんだけでめっちゃしとるけど?』と返す。

『って、茶化すな。いつまでも話せんやろ』

「ごめんごめんwで?」

『景と喧嘩した』

少しの沈黙。

「…ごめん、今なんて?」

『景と喧嘩した』

「は?」

イブの声に喧嘩の経緯を説明すれば「…ふーん」と興味なさげな声が返ってきた。

「Aと誰かが喧嘩なんて珍しいと思ったら…そういう事?」

コーヒーゼリーを咀嚼しながら頷くと、イブは俺に手を伸ばしてきた。
頬を親指の腹で撫でられたような感覚に首を傾げれば、イブは手を自分の方へ戻し、指についた白い物を舐める。

どうやら、気づかぬ内に生クリームを頬に付けていたらしい。

『付いてたなら付いてるって言えや!自分で拭えるわ!』

「俺が甘いもの食べたかっただけ」

その言葉に口篭ればイブは俺に微笑む。

「俺の家来る?」

『婿入りしろってこと?』

「いや嫁入り」

『辞書で嫁入りの意味調べてこい』

コーヒーゼリーの入っていたカップが空になり、スプーンをカップの中に入れる。

カタン。

「まぁ、Aがうちに来るならもう何でも良い。絶対に今よりいい暮らしさせられる自信あるから、いつでも言って」

『金持ちが』

「Aがそれ言う?今銀行残高いくらよ」

イブのその言葉に真面目に考える。

『しばらく見てへんなぁ。今いくらなんやろ。前見た時は500万とかそこら』

「世間一般ではその時点で金持ちっていうんじゃない?」

メロンソーダを飲みながらそう言うイブに『そうなん?』と返す。

…待て、だとしたら湊エグい金額稼いどるぞ。

『まぁ、俺は金持ちとか金持ちじゃないとか興味ないんやけどな』

「へぇ意外。金が命って思ってそうなのに」

『金じゃ救えないもんがこの世にはあんねん』

そう返してカフェオレを飲み干した。

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????(プロフ) - 待ってッッッ⁉︎ njsjライバーだけじゃなくてc|rのstrmさんまで出してくれるんですか、、、‼︎ しかもdrskとか需要ありまくり感謝ですm(_ _)m 最後の翔とのイチャコラてぇてぇもごちです これからも更新楽しみに待ってます(´∀`*) (11月1日 2時) (レス) @page33 id: f2ebaa7bc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:病帰-yamiki- | 作成日時:2023年9月28日 19時

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