好きなものが16つ ページ17
チャラ、と耳のすぐ近くで音がする。
今日は俺にしては珍しく、飾りが割と大きいピアス1つを着けている。
最近1番俺に貢いでくれてる客からのプレゼントで、王冠の飾りのピアス。
後で調べたところ、王冠の飾りには[最高の地位]という意味があるらしい。
左耳にしかピアスホールを開けていないため、左耳につけたわけなんだが。
「Aくんイケメンっ！！」
「あっ好き……」
「お前…マジか」
「だからピアスは駄目ってあれほどっ！！！！」
その日出る全員と翔と灰に囲まれ、身動きが取れなくなった。
『あちぃ』
「普段耳見えないから新鮮に感じる」
灰にそう言われ、俺は耳にかけていた髪を元に戻した。
「あー、隠すな隠すな」
翔に耳にかけ直され、俺は唇を尖らせる。
「え、キス待ち顔？」
『叶は黙れ』
聞いた所によると、左耳にピアスをつけるのは[守る人]という意味があり、男らしい強さなどを象徴するらしい。
『はー……お前らよくそんなこと知ってんな？』
「Aが知らなさすぎるだけだぞ」
『社何か言ったか？』
俺から目を逸らす社に、全員が笑う。
「さ、解散解散！開けるよ」
翔がそう言うとばらばらと散っていく。
俺は翔の後ろに着いて行って、店の入口まで来た。
「いつもなら指名来るまで来ないのに」
そう言う翔に、俺は着いて来た理由を小さな声で話す。
『タバコ辞めたから口寂しい』
「で？」
分かっているはずなのに聞いてくる翔に、舌打ちを1つ。
『もうええわ、翔なんて絶対頼らん』
ヤニカス二人組のどっちか居ねぇかな、と思いつつ踵を返せば、翔に腕を掴まれた。
「ごめんって。好きな子はいじめたくなるのが男の性ってもんでしょ」
『だから、もうええねん』
腕を掴む手を振り払い、店の奥へと入る。
はー、マジで無理。
フロアには既に数名おり、その中に赤色の髪を探す。
『ローレン』
「ちゃんと名前呼ばれたの久々な気がすんの俺だけ？」
『日頃の行いや』
そう言いながらローレンの真横に座る。
「で？そっちからなんか言ってくるってことは何があるんじゃないの？」
『禁煙してて口寂しいからキスしてほしい』
「突然すぎて理解が追いつかない」
そう言うローレンを一発殴り、脚を組めば「脚なっが」と言われる。
お前も客からしたらだいぶなげーよ。
『んで、してくれへんの？』
30秒後、動けなくなった俺をおぶって休憩室に運ぶローレンがいた。
誰がそこまでしろつった、どアホ。
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????(プロフ) - 待ってｯｯｯ⁉︎ njsjライバーだけじゃなくてc|rのstrmさんまで出してくれるんですか､､､‼︎ しかもdrskとか需要ありまくり感謝ですm(_ _)m 最後の翔とのイチャコラてぇてぇもごちです これからも更新楽しみに待ってます(´∀｀*) (11月1日 2時) (
レス) @page33 id: f2ebaa7bc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病帰-yamiki- | 作成日時：2023年9月28日 19時
