好きなものが15つ ページ16
「初めまして〜」
『初めまして』
俺の目の前に立つ女性を見ながら、俺は一歩後退った。
何か、嫌な視線を向けられている気がする。
「貴方が例のAさんですね！お会いしてみたかったんです！」
『そっすか…』
「皆さんAさんの話を良くするんですよ！Aさんのあの言葉が〜とか、あの行動が〜、って皆さん口を開けばAさんの話ばかりで！」
『は、はぁ…』
俺の目の前に居る女性は鈴鹿詩子さんといい、ここ専属のスタイリストらしい。
なんというか…俺が苦手なタイプかもしれない。
「さぁどうぞ！今日は私がAさんを輝かせてみせます！」
促されるまま椅子に座われば、ワックスなどが乗っているワゴンを素早く持ってきた。
「やっぱり後輩の皆さんは可愛いものですか？」
『そうですね…。生意気だと思うこともありますけど、普段は可愛い奴らが多いですよ。最初は俺に何でも聞いてきてた奴らが、成長して俺と同じくらいになるのが待ち遠しい』
「言動は冷たいけど愛してるんですね」
『ホストは気を抜くとすぐに落とされますから、冷たいぐらいが良いんですよ』
そう言うと「なるほど」と言って詩子さんは俺の髪を梳かしていた櫛をワゴンに置いた。
「やっぱりホストって大変なんですね。しかも、No.1ですからもっと大変なんじゃないんですか？女の子からの連絡とか」
『あぁ、あれは一種のゲームだと思ってます。間違えたら死んで、正解したらお金がもらえるクイズみたいな』
「イ◯ゲームですか？」
そんな会話をしていると、丁度髪のセットからメイクに移行したところで詩子さんに
「そう言えば、私男性同士の恋愛が好きなんですけど」
と切り出された。
詩子さんの言動に慣れ始めていた俺は『そうなんですね』と軽く躱す。
「Aさんってネコですよね」
『…猫？』
「挿れられる方のことです」
『そ、うなんですか…』
まだ理解しきっていない俺に容赦なく詩子さんは用語をぶつけてくる。
「皆さんの話の中ではタチだったんですけど、Aさんの顔見た瞬間ネコだと思いましたよね。身長高い人のネコって良いですよね。で、Aさん口論に強いタイプだから、誰かと一夜の過ちをしてしまったらそれを餌に何回も過ちをされる人だと思うんですよ」
メイクの手を止めて語り始める詩子さんに、
『すみません、後で聞くので…』
と言うと「あ、すみません！」とメイクを再開してくれた。
…もうこの人に頼まないようにすることにしよう。
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????(プロフ) - 待ってｯｯｯ⁉︎ njsjライバーだけじゃなくてc|rのstrmさんまで出してくれるんですか､､､‼︎ しかもdrskとか需要ありまくり感謝ですm(_ _)m 最後の翔とのイチャコラてぇてぇもごちです これからも更新楽しみに待ってます(´∀｀*) (11月1日 2時) (
レス) @page33 id: f2ebaa7bc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病帰-yamiki- | 作成日時：2023年9月28日 19時
