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好きなものが13.5つ ページ14

「Aさん怒らせたの?」

俺の後ろにある割れた鏡を見て、晴がそう言った。
俺は項垂れながら晴にボソボソと話す。

「あんなの気になんじゃん?だから、」

「長尾、いつもは許してあげてるけど今日のことは許せない」

晴のこれまでにない真剣な目に、俺は驚いた。
が、その驚きはすぐに無くなった。

「鏡の破片に血着いてるってことはAさん怪我したまま帰ったってことでしょ?!Aさんの綺麗な手に一生残る傷が出来てお嫁にいけなくなったらどうするの!?そうなった場合僕が貰うから気にしなくていいけど!!」

良かった、いつもの晴だ。

「…あれはビビった」

顔面スレスレに避けられるはずもない絶対に痛い一発が繰り出されて、背後の鏡が割れるなんて恐怖以外の何物でもねぇだろ。

「Aさん今追いかければ追いつくかな?いや、毎週ジムに行ってるような人に勝てる気がしない…」

と溢した晴に俺は「え」と声を上げる。

「Aジム行ってんの?」

「知らなかったの?ここに働いてる人なら全員知ってることだと思ってたんだけど」

「へぇ〜、そんなに有名?」

「いや、僕がみんなに教えた」

「お前かよ」

そう言いながら椅子から立ち上がり、服を手に取る。

「Aのことだからシフトに急に穴開けるようなことはしねぇと思うけど…」

「いやいや、だとしたらAさん最強すぎでしょ。ここは二次元じゃあるまいし。それに2,3日休んでも、Aさんなら1日で取り返せちゃうよ。少しくらい休んでも大丈夫なんじゃない?」

「…だといいけどな」

そう言って晴が出ていったのを見て、溜息をつく。
首の後ろに手を置いて、俺は顔を顰めた。

「何で髪が長いのか、ねぇ…」

俺がここに入るずっと前の話、覚えてないか。
まぁ、あの人のことだしな。
過去は振り返らない、前だけ見るタイプの奴だから。

「はぁ…」

理由は、あんたなんだけどな。
あんたに言われたあの言葉。

Aが褒めてくれた物だったから、切るのが勿体なくて切れずにいた。

「見るのも嫌、か」

Aにとっちゃ何でもない一言だったんだろうけど、俺は結構傷ついた。
褒めるのか嫌がるのか、どっちかにしろよ。

「まぁ…一言で一喜一憂してる時点で俺も俺だよな」

俺は自嘲の笑みを浮かべ、スマホを持った。
カレンダーを確認して、久々に見た電話番号に電話をかける。

すぐに出た人に要件を伝え、電話を切った。

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????(プロフ) - 待ってッッッ⁉︎ njsjライバーだけじゃなくてc|rのstrmさんまで出してくれるんですか、、、‼︎ しかもdrskとか需要ありまくり感謝ですm(_ _)m 最後の翔とのイチャコラてぇてぇもごちです これからも更新楽しみに待ってます(´∀`*) (11月1日 2時) (レス) @page33 id: f2ebaa7bc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:病帰-yamiki- | 作成日時:2023年9月28日 19時

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