好きなものが11つ ページ11
「Aさぁーん！？」
「Aさーん！！！！！」
「Aさん！！！！！！！！！！！！！！！」
「Aさーん」
新人が入ったということで、1番先輩である俺が研修をしているわけなんだが。
…ホストである俺が、ボーイの新人に。
『奏斗落ち着け！』
『雲雀通りやすい声で大声出すな！』
『アキラうるせぇ！』
『セラフは何も無いのに便乗して俺の名前を呼ぶな！』
「「「「はぁーい！！！/はい！/はぁい」」」」
この新人達、対応に疲れる。
顔は良いし姿勢は綺麗だし、所作に無駄がないのはとても良いんだが…。
『奏斗は不測の事態に弱くて、雲雀は俺に懐いてるだけで、アキラは物が落ちた音に驚きがち、セラフは特に何もなしと…』
観察しながら、どうすべきか考える。
…ここまで大変な新人研修初めてなんだが。
『奏斗、これが日常や慣れろ』
「これ日常なんですか！？」
『雲雀、仕事中は必要ない時に俺の名前を呼ぶな』
「はーい」
『アキラ、物が落ちて割れた音がしても気にするな』
「え、あ、はい」
『セラフは特に何もない。ただ、脊髄反射で客と喋らないように』
「はぁい」
…というか、お前ら。
『ボーイやなくて、ホストなら普通に出来るんとちゃうか？』
そう言うと、4人ともあからさまに俺から目を逸らした。
『何や、お前らかわええとこあるやないけ』
ケタケタ笑いながらそう言い、4人の頭を順番に撫でる。
『っし、俺が研修したからにはちゃんとせぇよ。ほら、ぼさっとしてへんでさっさと支度して来い！』
.
「あの感じ、Aさん気づいてないよね」
「気づくはずもないよなぁ」
「何だかすごく虚しいですね、私たちの努力」
「人生そんなもんでしょ」
ボーイ用の休憩室へ向かいながらそんな話をする。
『ホストなら普通に出来る』と言われた時、何故目を逸らしたのか。
「ホストになったら仕事中のAさん見れないじゃん」
「合法的にAさんを見る方法がこれしか無いんだよね」
「さすが夜の街キラーですね。見た目から人を虜にしていく」
「その渾名何？」
休憩室に入ればまだ誰もいなくて、少し安堵。
崩れた髪型を直しながら、まだ会話を続ける。
「女の人苦手だと思われてそ〜」
「いや実際苦手だけど」
「Aさんが居るから頑張りますけどね」
「あ〜…Aさんのホスト姿気になりすぎる」
Aさんを眺める為にボーイになったと言っても過言ではない。
というか、その為になった。
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????(プロフ) - 待ってｯｯｯ⁉︎ njsjライバーだけじゃなくてc|rのstrmさんまで出してくれるんですか､､､‼︎ しかもdrskとか需要ありまくり感謝ですm(_ _)m 最後の翔とのイチャコラてぇてぇもごちです これからも更新楽しみに待ってます(´∀｀*) (11月1日 2時) (
レス) @page33 id: f2ebaa7bc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病帰-yamiki- | 作成日時：2023年9月28日 19時
