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好きなものが2つ ページ2

『…で?』

「そんなに冷たく接されたら、流石の私でも傷つきますよ?」

『嘘憑いてんとちゃうぞ』

今俺の目の前は、ミルクティー色の髪をふんわりとセットし、ビシッとスーツを着こなす爽やかイケメンが居る。
ソイツの名前は加賀美ハヤトといい、加賀美インダストリアルのうら若き社長だ。

そんなハイスペックマンが何故俺の目の前に居るのか。
それは_______

「結婚を前提にお付き合いしていただけるだけで、話は終わるんですよ?」

『したくないから拒否して話が終わってないんは分かってんねん』

堂々と、求婚されている。
今の場所?俺が出ている店の前。

「私には貴方しか居ないんです」

『俺にはいくらでも居るんよな』

そう言いながら店に戻ろうとすれば引き止められ、真正面から抱き締められる。

「私は諦めません。Aさんが折れるまで、何度でも言いに来ます」

『お前羞恥心どこに置いてきたんや』

素早く切り返し、ハヤトの肩を押すが全然離れない。
この怪力ゴリラが。と溜息をつきつつも、抵抗することを辞めた。

「あ、付き合っていただいた場合Aさんには仕事を辞めて頂きます。1人を養うくらい、私には造作もないことなのでご心配なく」

『金じゃなくて俺の貞操が心配だわ』

「ツッコミのキレが上がってますね。切れ味、速さどちらも申し分なしです」

『これ褒められてんのか…?』

普通に話しているが、俺はハヤトに抱き締められながら話している。
誰か、誰でもいいからこの状況にツッコんでくれ。

「まぁ、取り敢えず」

ハヤトの息が、耳に掛かる。

「"俺"には、貴方を縛る方法がいくらでもあるのをお忘れなく」

変わった一人称と、低く響く声にビクリと体を震わせる。
すると、ハヤトは満足したように俺から離れた。

「ふふ、とても愛らしい反応ありがとうございました。今の反応で、さっき女性に触れていたのは忘れておきますね」

『…翔呼んどくわ』

危機を感じた俺はそう言って一歩後ろへ引く。

「それだけはご勘弁をっ…!?」

「ハヤトー?うちのAに何してるのかなー?」

ぬっ、と自分の後ろから出てきた翔に「いつの間に!?」と楽しそうにしているハヤト。

『じゃ、俺は戻るから』

「はい、頑張ってくださいね!」

「うちのNo.1をどうしたいわけ…?」

ぐいぐいと翔に押されて消えていく2人に、俺は手を振って店の中に戻った。

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????(プロフ) - 待ってッッッ⁉︎ njsjライバーだけじゃなくてc|rのstrmさんまで出してくれるんですか、、、‼︎ しかもdrskとか需要ありまくり感謝ですm(_ _)m 最後の翔とのイチャコラてぇてぇもごちです これからも更新楽しみに待ってます(´∀`*) (11月1日 2時) (レス) @page33 id: f2ebaa7bc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:病帰-yamiki- | 作成日時:2023年9月28日 19時

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