【スタレ】『開拓日記』 (ページ47)

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「＿＿…本当にヒヤヒヤさせられるよ、君には」

戦闘終了後、界域アンカーの側で体力を回復させて、すぐ。

側のベンチに腰掛けていたアベンチュリンが小さく呟いた。

『いやー…つい、ね！護らなきゃ、って思うと、周りが見えなくなっちゃうのかも?』

まぁ何とかなったし、と特に反省もせずに軽く口にすれば、アベンチュリンの眉が僅かに顰(ひそ)められた。

「星穹列車の仲間にも言われてるんじゃないかい、あまり無茶するな、って。…程々にしておかないと、いくら星核の器である君でも持たないよ」

『………心配してくれてる?』

揶揄うようにそう言って、ベンチで俯く彼の下へと近づき、顔を覗き込もうとする。

「そりゃあするよ。…何しろ君は僕の"友人"なんだから」

覗き込まれるより前に顔を上げた彼は、ニコリと能面の小面の様な笑みを浮かべており、その顔の裏に隠された真意は＿＿結局のところ、彼以外知る由も無いのだった。