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Ep.5-9(おまけ) ページ47
布団から這い出て、ベッドに腰掛ける。
彼はいつの間にか煙草を吸っていた。
いつもの煙草の匂いが広がる空間に安心感を覚える。
彼と横に並ぶ形になるようそっと距離を詰めた。
『…っていうかシュウが昴さんと同一人物だったって事は…、
昴さんの事知ってたって事だよね?
なんであの時言ってくれなかったの。』
「君が俺の反応を見て勝手に、
沖矢昴と俺は知り合いじゃないと決めつけただけだろう。
俺は知らないとは言っていない。」
『……そうだったかもしれないけど!』
「それに言ったろう。痛い目に遭わせたかった、とな。」
ふー、と息を吐いて悪戯な笑みを浮かべる彼を見て、
む、と口をとんがらせる。
『意地悪。』
「何とでも言えばいいさ。
…それより、俺は『俺に全部報告する』と言った癖に、
連絡してこない事に驚いたよ。」
『それは…任務があるかな、って思ったし、
…最近音信不通だったから…。』
俯いてボソボソと話すと、
彼は納得いかないといった様子で会話を続けた。
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作者名：シメ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b78ff5dd8c1/
作成日時：2021年5月15日 2時
