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「そん、なことないよ」
「コンビニの匂いとか嘘でしょ?
コンビニの匂いがあんな女物のわけないでしょ、ばか」
「……っ」
何も言い返せなくなったらしい
「ごめん、」
「嘘つくならもうちょいマシな嘘ついて?
隠せない浮気なんてしないで」
浮気はしょうが無い、新しいものを求めてしまうのが人間だから
浮気してない方が逆に怖いくらい
それでも、バレちゃう浮気は良くないよ、美勇人
「ねえ、美勇人」
名前を呼ぶと、子犬のような目で見つめてくる
「浮気したことは攻めるつもりない、私に非があることだから」
「でも、嘘つくのが苦手なうちは辞めて、あからさますぎるから」
「Aに非があるわけない、全部俺が悪いの」
「付き纏って来る奴がいて、そいつに1回抱いてくれたら付き纏わないって言われて……」
「1回で終わるわけないじゃない」
「ごめん、」
「ほんとバカ」
「そんなバカバカ言わないでよ……俺が1番わかってるから」
シュンってなった
身長は大きいくせにこの子犬野郎
「もうしない」
「それは、嬉しいな」
仲直り?みたいな感じで美勇人の嘘下手事件は終わった
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「じゃ、……コンビニ行ってくるね」
「ん、いってらっしゃい」
疑う気配なく、送り出す美勇人が大好きだよ
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「謙ちゃん、お待たせ」
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月見草
花言葉⋮移り気
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作者名:しゅあ | 作成日時:2018年12月2日 1時