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Apoint of view
「この心の奥にしまった想い、ふと思い出させて、僕が生きた時を━━━ ━」
ふぅ…今回もいい感じに歌えたかな。
なんて、我ながら自分のことを褒めてしまう。
まぁ、じゃないとやっていけない。
一息ついたところで、
ヘッドホンを取り、マスクをする。
そしたら、
何だか、テンションが高いやつが、近づいてきた。
？「A〜!!今回もすっごい、よかったで!!これなら、またランキングのるんちゃう？」
自分が歌ったわけでもないのに、胸を張りながら話してくる。呑気だなぁ、と毎回思ってしまう私を許して欲しい。
まぁ、自分でもいいとは思ったが…
「ありがとう、明。まぁ、で？そっちは？録音終わったんでしょ??」
坂「もちろん!!Aが最初のサビに入った時くらいから聞いてたで!!…なんか、Aの歌声聞いてたら、取り直したくなってきた…」
そう、明が言うとここのスタジオのスタッフさんがよかったですよ、と言ってくれた。
明は、ほんま!?と言いながら嬉しそうにぴょこぴょこしていた。
本当に明は、年上なんだろうか。またもや、毎回思ってしまう私を許してくれ…。
「ん、明。そろそろ帰る？私、家に帰る前にお腹減ったし、どこかで食べていきたい。」
明は、一瞬顔をしかめたが、ええよ、と言ってくれた。まぁ、なんとなくしかめた理由もわかる。
これでも、まれにに幼馴染みをしているんだ。
「今月ピンチやから…Aのおごりならええy」
「明のおごりね。」
絶対そんなことを言うのであろう、と予想していた私は明の言葉をさえぎった。
年上ならば、ご飯くらいおごるよとかかっこよく決めてほしいものだ。
明はスタジオを出るまで拗ねていたが、
帰ったらゲームをするという約束をしたら、急におごるで!!と言ってきた。
単純だなぁ…
そう思い、スタジオを出た
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作者名：空雨 | 作成日時：2019年3月22日 21時
