検索窓
今日:32 hit、昨日:89 hit、合計:136,369 hit

#78 ページ28

大貴side

病院についてから、受付に向かうと受付のところで先生が待っててくれた。

大「せんせっ!」

永「山田さん!Aちゃんどうですか?」

大「すごくぐったりしてて…苦しそうで手足も冷たくて…どうしよ…ッ…」

永「大丈夫ですよ!とりあえず診察室行きましょう?」

そう言って泣きそうな俺を診察室まで連れてってくれた。

永「椅子に腰をかけてお待ちくださいね。Aちゃんお預かりしますね」

大「はい…」


先生がAのこと診察してる時、もし大きい病気にかかってたらどうしよう

そんなことばかり考えてた。

永「すいません。お待たせしました。Aちゃんなんですけど、今日1日お預かりしても大丈夫でしょうか?」

大「…何か大きい病気にかかっちゃったんですか…?」

知らず知らずに俺の頬に涙が伝った。

永「その心配はいりませんよ。今回は多分風邪かな?と思っているんです。念の為ウイルスに感染してないか、検査させて頂きたいんです。」

大「…そ、ですか、わかりましたッ」

永「ありがとうございます。明日のお昼には検査結果出てると思うので、また明日いらして下さい。…それと…山田さん最近睡眠ちゃんと取れてますか?食事もちゃんと食べられてますか?」

なんて言う先生。

大「最近…睡眠も食事もあまり…なんかあんまり喉に通らないんです…」

永「メンバーの皆さんには…」

大「…言ってないです。今みんな休みがほとんどないくらいに忙しいみたいなんで、言いたくても言えなくて…最近、寝る時も別で寝てて…」

永「そんなに1人で抱え込んでたら体壊しちゃいますよ…?今日1回話してみましょ?」

大「話せたら話してみますッ」

永「あまり無理なさらないでくださいね。」

大「はいっ、ありがとうございますッ。じゃあ、失礼しますッ」

それだけ言って病院をあとにした。

病院の外に出るとすごい雨が降っててまるで俺の心とリンクしているかのようだった。

俺はバスにもタクシーにも乗る気になれずそのまま歩いて帰った。

#79→←#77



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.3/10 (124 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
370人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

のん - 羽琉さん» お体お大事になさって下さいね・・・。 (2021年9月8日 17時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 羽琉さん» そうだったんですね・・・。公開される日を楽しみにお待ちしております♪ (2021年9月8日 6時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
羽琉(プロフ) - のんさん» まだ書き途中なので非公開にしてあります。すいません(><) (2021年9月7日 23時) (レス) id: af72e7214a (このIDを非表示/違反報告)
のん - 羽琉さん» 深夜に更新された様なんですが、以前からある94話までしか拝見できないみたいなのですが・・・(汗) (2021年9月7日 22時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 羽琉さん» 久々の更新、嬉しいです! ゆっくりで構いませんので、今後も更新お待ちしております! (2021年8月11日 21時) (レス) id: cf51685787 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:羽琉 | 作成日時:2020年5月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。