俺がママ…？ ar

＃３８ ページ38

大貴side

実家の近くの最寄り駅に着いた
改札から出ると、母ちゃんが乗った車が止まってた

大「母ちゃん、ごめん。夜遅くに」

大母「いいわよ。早く乗りなさい。早く帰るわよ。」

そう言われ車に乗り込んだ
家に着くまで母ちゃんは何も話してこなかった
正しく言うと俺に気を使ってくれてたのかもしれない
前に少し相談したから多分予想はついてるのかもしれないけど。


家に着き入ると何故か家族全員出て迎えてくれた

『大貴、おかえり』

大「ただいま」


大「夜遅くにごめんなさい。俺ね…もうダメかも知んない。別れるかも…」


って言うと母ちゃんは俺の事優しく抱きしめてくれた
まるで俺が小さかった頃のように優しく。
もうそしたら、涙が止まることなく溢れてきた

大「うぅ…っく、…」

大母「よく頑張ったね。もう我慢しなくていいのよ。泣きたいだけ泣きなさい。気持ちの整理が着くまでここにいていいから。」

大「ん…ありがと…っ」

母ちゃんは俺の気持ちが落ち着くまでずっと抱きしめ続けてくれた

大「ありがと、母ちゃん」

大母「いいのよ。ほら、立ちっぱなししんどいでしょ？椅子に座りなさい。ね？」

大「うん。」

兄「大貴。お前泣き虫なの小さい頃から変わらないな。あと一人で溜め込みすぎる所も笑」

大「うるせぇな笑。泣き虫じゃ悪いかよ笑」

大父「やんちゃなとこも変わってないもんだな」

母「でもそんな大貴がもう少しで親になるなんて。凄いわね笑」

なんて盛り上がってる、母ちゃん達

母「まぁ、もう今日は夜遅いし話の続きは明日にしましょ。」

兄「大貴。明日仕事は？」

大「ないって言いたいけど、明日は産休前の最後の仕事だから。行かなきゃ…」

兄「そっか。それなら俺が送って行ってやる」

大「ありがと。兄貴。」

兄「おう。ゆっくり休めよ。」

なんて言って、それぞれの部屋に戻ったいった

何年ぶりかの自分の部屋、懐かしいななんて思いながら眠りについた。

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