君と過ごした1年半 (ページ1)

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出会いページ1

宏太side

あー寒い寒い

家に帰ったら光がいるから急いで帰ろう

家の裏手にある駅が最寄り駅

改札を抜けて急ぎ足で家に向かった

｢…ーん……ふぇーん｣

ん？泣き声？

それも子どもみたいに小さい子みたいな泣き声

家に近づくにつれ大きくなっていく泣き声

宏太｢…へ？｣

疑問に思いながら家の前まで帰ってくると玄関の前に籠が置いてある

なんだ？と思いながら覗くと泣き叫ぶ赤ちゃん…？

光｢…ったく、なんだよ！｣

宏太｢あ！ちょ、光！｣

光｢……は？｣

いきなりドアが開くもんだから咄嗟に赤ちゃんの籠を持ち上げた

光｢赤ちゃん…？

宏太…女できたの？｣

宏太｢違うって！ここに置き去りにされてたの！｣

光｢置き去り…？｣

宏太｢とにかく中入ろ

赤ちゃんまじ冷たい｣

それを聞いた光は慌てて2階に駆け上がって毛布やらタオルケットやらを持っておりてきた

光｢赤ちゃんお風呂入れてくるから宏太は着替えてお湯沸かしてて

ぬるすぎる程度でいいから｣

ぬるすぎる程度ってどれくらいなんだよ！

光はバタバタとお風呂に行ったし…

よし、薮宏太頑張る

まずは着替えないと光に怒られる…