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風磨｢ただいま｣
千尋｢お邪魔します｣
玄関にはポイポイ脱がれたスニーカーが1足
聡｢おかえり…って！千尋ちゃん！｣
千尋｢聡ちゃん久しぶり｣
聡｢え、え、なんで！？｣
風磨｢しばらく千尋ここに泊まるからな｣
聡｢え！うそ！やったー！｣
聡ちゃんは私の手を握ってぴょんぴょんしている
聡ちゃんは風磨の弟で性格もいかにも末っ子
聡｢ねー！僕千尋ちゃんのご飯食べたい！｣
千尋｢いいよ！何がいいかな？｣
聡｢んー…なんでもいいよ！千尋ちゃんの好きな物！｣
私の好きな物…
その時、昔お母さんが作ってくれたふわふわの卵がのったオムライスが浮かんだ
お兄ちゃんもお姉ちゃんもいない日はいつもお母さんとお父さんで食べたっけ？
ケチャップはいつも私がみんなの名前書いて上手だね、可愛いねって褒められるのが大好きだった
千尋｢じゃあ、オムライス作ろっかな｣
聡｢オムライスなんて久しぶり！千尋ちゃんはオムライスが好きなの？｣
千尋｢昔、お母さんがよく作ってくれたから自然に好きになったんだ｣
風磨｢冷蔵庫の中のもの使っていいからな｣
千尋｢うん！わかった！｣
･
よしよし、
出来栄えは完璧
あとはケチャップのみ
聡ちゃんはとびっきり可愛くして風磨には大好きな気持ちをいっぱい詰め込もう
千尋｢風磨！聡ちゃん！出来たよ｣
風磨｢うわー！うまそー！｣
聡｢聡ちゃんって書いてる！可愛い！｣
千尋｢味はどうかわからないけど…｣
風磨｢それは食べてからのお楽しみってことで｣
｢｢｢いただきます！｣｣｣
風磨｢うめ！やばめっちゃ美味い！｣
聡｢ふわふわしてて美味しい！｣
千尋｢よかった…｣
風磨｢今日から千尋のご飯が食べれるとは…幸せ…｣
お母さん
私ね、お母さんとお父さんが亡くなったあと
オムライスを作る練習したんだ
ママがいっつも付き合ってくれて味見は近所のおばさん達
初めて上手く作れたやつは勝利が食べてくれて今みたいに美味しい！って言ってくれたんだ
だから、5年前の私の誕生日
お兄ちゃんたちが帰ってくるからって
オムライス食べて欲しかったから
一人一人の分を丁寧に作って待ってたんだ
でも、お兄ちゃんたちは帰ってこなかった
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もちふわ(*´ω｀*)(プロフ) - すごく面白いです！毎回更新楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2017年11月5日 9時) (
レス) id: b8bb906e80 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めっちゃ、このお話好きです!!!! ゆっくりでいいので、更新待ってます！！ (2017年11月4日 23時) (レス) id: bb8075cdea (このIDを非表示/違反報告)
I LOVE YOU - 新しいタイプですねー!!早く続き早く書いてくださーい！ (2017年11月3日 22時) (レス) id: ed0f79ab79 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん - 初めてこんなお話読みました！ めっちゃ面白いですね。更新頑張ってください！ (2017年11月3日 20時) (レス) id: 452d629108 (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - 新しいタイプのお話ですね、めっちゃ続き気になります。頑張ってください！ (2017年11月3日 18時) (レス) id: 2d7fb3f06c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・*:..華蓮 | 作成日時：2017年10月30日 3時
